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きょーちか旅行ブログ

きょーちか、それは旅する実体験ブログ

夏のぼくと青春18きっぷと10時間の物語

盆の終わり。

5日間を過ごした埼玉の実家を離れ、仕事のために関西に戻ることにしました。学生の時に幾度となく使って来た東武線のホームに立ち、大宮行きの電車を待ちます。

このホームに立つと、色々な思い出が蘇ってくる。高校時代の部活動の大会や、彼女とのデート。昔にあったイベントの数々は、この駅から始まり、この駅で終わりを迎えていました。

 

シャボンのように現れては消える、遠い昔の記憶。当時は嫌々であった部活動の大会でさえ、今となっては消えて欲しくない大事な思い出です。

 

JRに乗り換え。18きっぷの始まり

大宮駅から高崎線に乗り換えて熱海を目指します。

所要時間は2時間半。今回の旅で最も長い区間です。眠くなって来たので、素直に目をつむることにしました。電車の揺れって、とても心地良い。

 

目を覚ますと横浜を過ぎた頃でした。それからは海が近づくに連れて、陽気なパーティーピーポーたちが車内に増えて行きます。ちょっとうざい。

熱海で乗り換えて、18きっぷの難所、静岡へと突入です。

 

おでん

静岡駅では途中下車してお昼ご飯をいただきます。

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静岡おでん。「しぞーかおでん」と呼ぶらしいです。

味の沁み込み方を気にされているのか、どの具材もダシの味がしっかりとついていて本当においしい。特徴的な鰹節と青のりも良い引き立て役になっていて、ヤミツキになってしまう味です。

ちょっとした駄菓子の感覚。

 

個人的には18きっぷで相当時間がかかる静岡エリア攻略のためには、静岡で途中下車しておいしいものを食べるのが良いと思いました。

富士宮焼きそば、静岡おでん、しらす丼、浜松餃子と静岡はかなりのうまいもん天国です。

 

列車旅の終わりの気持ちは

静岡駅は、中間地点くらいでした。ここまでの所要時間は約4時間。これから電車に揺られる時間も、大体それくらい。だけど、僕はこの時間が長ければ長い方が良いと思っていました。

田舎ばかりの、変わらぬ車窓を、のほほんと眺める。目的地が近づくに連れて、少しずつ悲しくなってしまう。

 

「最後の駅に着いたら、この旅が終わってしまうんだ」

 

この気持ちはまるで、夏休みの残りを数える子どものようでした。始まるまでは、長いと思っていた夏の休み。その休みが少しずつ過ぎて行き、あと少しで楽しかった時が終わってしまう。

夏の長旅は、普段以上に終わりを受け入れ難い。そう思いながら、また車窓を眺めるのでした。もう海は見えない。そろそろ、か。