【長野観光】風情ある木曽の旧街道・奈良井宿を巡る1泊2日の旅行に行ってきた!

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長野県へ軽く1泊2日の旅行に行ってきました。今回の目的地は風情ある町並みが残る木曽路へ。美味しいご飯と、木曽の秘湯にも巡ってきました。

奈良井宿風情ある木曽の旧街道

長野にある日本一の宿場町

まずは木曽・奈良井宿という宿場町に行くことにしました。

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奈良井宿は自称「日本一の宿場町」らしく、昔ながらの町並みが保存された場所。こういった木と黒の色調は見ていて和むなぁ。

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ご当地グルメでもある五平餅とおやき。

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五平餅はお米を丸めて棒に挿し、ミソをつけて焼いたもの。おやきはおまんじゅうの薄皮の中に、おかずになりそうな野沢菜とか野菜ミックスなどを入れたもの。どっちも素朴な味でおいしかった!長野は素朴なところなのかもしれないです。

住民しか知らない線路の道へ

奈良井宿を歩いていて面白かったのが、こちらの線路です。奈良井宿と並走するように線路が敷かれているのですが、ここには「住民しか通ってはいけない道」がたくさんあるんですよね。

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住民しか通っちゃいけない道なので地図には載っていないわけです。地図ばっかり見て歩いてたら気付かなかったのかもしれない。

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雑誌や地図の情報に頼りすぎないくらいが旅はおもしろくなる気がして来ています。

アクセス

住所 :長野県塩尻市奈良井573−1

最寄駅:JR中央本線『奈良井駅』から徒歩3分

最寄IC:伊那ICから40分

入場料:無料

道の駅木曽川手頃な山賊焼きを食べる

源流の里きそむら

お昼ご飯を食べようにも奈良井宿の中にはいいお店が見つかりませんでした。信州だからか蕎麦の店ばかりだし…私は山賊焼きが食べたいのです。

ということで思い切って奈良井宿を飛び出して、適当に走って飲食店を探します。不安でしたよねぇ。時間はすでに2時過ぎ。山ん中だからお店は見つからないし、時間だけにやっていない可能性も高く。

ですが出発からものの5分。何の苦労もなく、すぐに良さげなお店を発見しました。

道の駅 木曽川で山賊焼き定食(800円)

奈良井宿の目の前にも道の駅はあったのですが、そこから5分ほど走っただけでまた道の駅に出会ったのです。それが道の駅 木曽川。奈良井宿の目の前の道の駅よりも大きくて地のものがたくさん置いてありました。

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そこで食べたのが山賊焼きです。山賊焼きとはニンニクと醤油で漬け込んだ鳥の一枚肉をサクッと揚げたおいしいもの。

唐揚げとは違く、どちらかというととり天に近い食感ですね。だからカリッとではなくサクッとしてます。塩尻・松本(長野の中央)の郷土料理です。

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一緒に注文したもつ煮込みも美味でした。

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生姜が効いてて身体があったまる。今年は暖冬と言われていますが、やっぱり長野は桁違いに寒いんですよ。(正直この時は長野に来たことを少し後悔していた。寒過ぎて)

長野の野菜は本当に安い

山賊焼きを食べた道の駅 木曽川から車でさらに30分ほど進むと、また次の道の駅 木曽福島が現れました。道の駅密度が高すぎです。

コンビニも多い場所だからトイレのために置いているってわけでもなさそうだし、何だか「助成金が出ているし道の駅って簡単に儲かりそうだわ」という安易な考えで作られていないかが不安になるほどの道の駅密集地帯。

にしてもお野菜が本当に安いんですね。

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道の駅に置いてある野菜って、個人的にはちょっとガッカリする対象だったんですよ。何故かっていうと、「田舎は野菜が安いものだ」みたいな都市伝説を信じていたいんだけど、実際はそんなことなくて、売られているものって大体高かったんですよね。

まぁ田舎は流通が弱いし、競争もないから当然の結果だと思うわけです。だけど木曽に関しては、本当に野菜が安いです。レタスも白菜も1.5倍払わないと買えない。

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「長野はお野菜がおいしい」という話は会社にいる長野信者の女の子に聞いていましたが、おいしいだけじゃなくて本当に安い物価で売られているってことに感動しました。

アクセス

住所 :長野県木曽郡木祖村薮原163−1

最寄駅:JR中央本線『薮原』から徒歩3分

最寄IC:伊那ICから30分

入場料:無料

桟温泉木曽の秘湯へ

本当に『川スレスレ』の場所に立つ旅館・かけはし温泉

宿は奥さんが取ってくれたのでどんな場所だったのか知らなかったのですが、もう入り口からビックリしてしまいました。

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「ここ、下って行くんかいな・・・」

これは車高の低い車なら余裕で擦りそうな急勾配です。しかも道は川まで続いている。外観も、渋い。

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秘湯感が凄い。渋すぎる。絶対に贅沢な気分にはならないだろうけど、人によってはガッカリするだろうけど。色々な旅をしてきた私としては、一周回ってこういう渋い宿の良さにもけっこうワクワクしてしまう。

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さすが奥さんは私のことをわかっているなぁ。

5時には真っ暗。広々としたお風呂

お風呂は二つに分かれていて、源泉の文字が書かれていた方は冷水でした。冷たい温泉ということなんだろうか。それって温泉なのか。加温されている方の温泉は長風呂ができるちょうど良い温度で最高でした。

全面ガラス張りの窓から見える景色は、真っ暗。街灯がまったくない。露天風呂が原料費高騰で続けられなくなってしまっていたのが残念。

長野はやっぱり、漬物がうまい

晩ご飯は昔ながらの旅館で良く見たような感じです。

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天然なめこや、自家製の味噌がおいしい。豪華絢爛ってわけではないけど、簡素ながら質を感じる味で、一品一品大事に作られている。

旅は贅沢ではなく、変化を求めている

こじんまりとした部屋に戻って、ノンビリとダラダラとします。清潔は保たれているけど、やっぱり古さが目についてしまいます。

旅行には2パターンあると思っていて、1つは豪華を楽しむ旅、もう1つはただただ移動と変化を楽しむ旅。

いつもと違う場所へ向かって移動しているだけで、普段は考えないようなことを考えられる気がします。いつもと違う場所で寝るだけで、いつもの生活を見つめ直せますね。

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ここ桟温泉は朝ごはんも懐かしい美味しさでした。

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旅館のご飯はやっぱり多過ぎる。

明るくなった朝には紅葉の終わりかけた山々の景色と、大きな川が見えました。

アクセス

住所 :長野県木曽郡上松町大字上松1350-3

最寄IC:塩尻ICから60分