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きょーちか旅行ブログ

きょーちか、それは旅する実体験ブログ

自給自足の書評|ぼくはお金を使わずに生きることにした

田舎暮らし-自給自足全般 田舎暮らし
ぼくはお金を使わずに生きることにした

ぼくはお金を使わずに生きることにした

 

書店で並んでいる本書を手に取った時、『これは学ぶことが多そうだ・・・』と思いました。上半身裸でムキムキの男がこちらを見つめている表紙。ウホッ。こいつはかなりのパワーが伝わってきます。実際パワーある学びがめちゃめちゃ多かったんです。

 

節約とお金を全く使わないことの間には大きな壁がある

何もかもがお金で変換されて行く今の社会から離れ、『実際にお金を使わずに一年間の生活を続けた』という実録をまとめたもの。ホームレスの本は何冊か読んだことがあったけれど、こちらの本はそれらとは全く違ったものだったのです。ホームレスは、少なからずお金が使えるんですから。

 

無ければ何でも『作らなければならない』

私は勘違いしていたのですが、貧乏と金なしの間には無限にも近い差があるのです。例えば何かを書きたいと思ったとき、貧乏な人は50円ほどのペンを買うことができますが、金なしの人は何とかしてペンを作らねばなりません。

筆者はきのこからペンを作っていましたが、そこにかける時間と対価は、50円をはるかに超えるものでした。

 

少しでも文化を残して生きようとすると、まったくの金なしで生きていくことは、相当に難しいことなのです。自分も自給自足は憧れるけれど、ペンを作りたいなんて思ったことはありません。解決できることはお金で解決した方がいいと、このとき気付きましたね。

 

買わずに作れば気づくこと

買うことに慣れてしまっている私たちは、ものを大事にしようという気持ちが芽生えづらいです。しかし、もしペンを作るのに丸一日もかかっていたら、デザインが違うだけのペンにわざわざ買い換えようなんて思わないはずです。

野菜を作る難しさを知っていれば、世界の食料の3分の1がゴミになるなんてことはないし、酷い環境で働く子どもが作った服をわざわざ着ようとも思わないはずです。

 

自分で作ることを忘れて、生活のほとんどをお金と交換することに慣れてしまった現代人は、ものを大切にしないようになってしまいました。筆者はあえて作る大変さを知ることで、またその姿を身をもって発信することで、多くの人に気づいて欲しかったんです。

 

お金を使わずに生きることで、気づくこと

この本では『お金を使わない生活』をすることになった経緯や、それのために準備したこと、生存するのに必要なものをどうやって自給していったのか、数々の誘惑について、約300ページの大作にわたって紹介されています。

今まで読んでいた節約や倹約の本とはまったく異なる、金なしの生活という本を読んでみると、主旨とは異なるかもしれないけれど『お金を使わないことはもはや不可能だ』とも思ってしまいました。

 

ただ、この本の思想に触れられたことで、無駄なものを買わず、手に入れたものはボロボロになるまで使い切ろうという気持ちが芽生えました。無駄な買い物を避けたい人、ものを本当の意味で大事にしたい人、自給自足のノウハウをストックしたい人。この本は様々な人にオススメでした。 

ぼくはお金を使わずに生きることにした

ぼくはお金を使わずに生きることにした