こんにちは。きょーちかです。
写真は偶然出会ったホンダの軽スポーツカーS660に恐れをなしているときの写真です
かっこ良すぎますよね…
さてそんな僕たちは今どこにいるでしょうか?
答えは鳥取県です!!
鳥取県といえば「あぁ、砂漠でしょ」くらいの認識だったのですが、予想を裏切られました。良い意味で、ぶっちぎりで裏切られたんです。鳥取、おもしろすぎるし奥が深すぎる。特に若者やファミリーにとっては最高の観光スポットだったんです。
ということで今回はそんな鳥取の魅力を感じまくった僕たちが、
鳥取の魅力を余すことなくお伝えしていこうと思います!!
そもそも鳥取ってどんなとこ
ということで出発です!
今回は関西方面から鳥取に突入していきます。鳥取って最近までどこにあるかわからなかったんですけど、兵庫の西・岡山の北にあったんですね。
島根との位置関係とかがいつも逆になってしまう。
ちなみに鳥取県は日本イチ人口の少ない県であり、鳥取の人口は東京の世田谷区よりも少ないそうです。県じゃなくて区よりも小さいんですよ。
鳥取県 | 世田谷区 | |
面積[km2] | 3507 | 58 |
人口[万人] | 59 | 89 |
1人の面積 | 59.44 | 0.65 |
一人あたりの面積が90倍近くありますね…
岩美町エリア
浦富海岸|美しい日本海の絶景スポット
ということで辿り着いたのが浦富海岸です。
息子は海に来るのが初めて。寝てるけど。
こんな感じで岩窟と砂浜、緑、さらには透明感のある美しい水のすべてが揃う絶景スポットなのです!!
砂浜に降りてみます。
いい景色だ…良さしかない…
水の透明度が透き通り過ぎですね。あとで調べたらシュノーケルとかシーカヤックとかもできるそうです。砂浜に降りたときには登山隊みたいなたくさんの人に会いました。ガチの装備をしている人たちの横で「装備なし+抱っこひも」で歩く僕、強そう。
地元民なのかサーファーが大量にいました。実際サーファーを意識してみたのって初めてかも。本当にいたんだ
絶景やがな…
鳥取市エリア
鳥取砂丘|スタバはないけどスナバはある
鳥取砂丘は後日訪れましたが、その日はあいにくの雨でした。しかし、雨だっていいのです。晴れならもちろん良いですが、雨には雨の良いことがある!
鳥取駅から10分程車を走らせた頃、今回の旅のメインターゲットとなる鳥取砂丘の駐車場へと到着!
「でかい…」
それが初めて見た砂丘の感想です。波打つ巨大な砂の山々、そしてその先には日本海。こちらも同様に、波を作り出していました。
周りを見渡すと子どもたちが勢い良く靴を脱ぎ始めました。僕も靴を脱ぎ、素足で砂場を踏んでみます。雨で濡れた固めの砂が、シャリシャリ・ひんやりとした感触を返してくれます。
そうして裸足で浜辺の方へと歩き出す。気分は童心です。
童心に戻って走り回ってみました。
思えば、砂漠に雨が降るというこの状況。「砂漠は雨が降らない」という既成概念を一瞬にしてぶちこわしてくれる体験ですよね。
ちなみに砂丘も砂漠の一種であるそうです。
歩くあとには足跡が残る。普段はさらさらの鳥取砂丘。せっかく雨が降っていたのでここにきた証として足跡を残しまくっときました!
心地よい裸足の感触。砂漠の雨。残る足跡。この3つを感じられただけで、雨の砂丘に来れてよかったと思いました。
鳥取砂丘はパラグライダーしたりラクダにも乗れるそうなので、またきたいと思います。
砂の美術館|すべて砂でできている彫刻を眺める
鳥取砂丘から歩いて5分、周辺の施設と比べるとずいぶんと新しい建物が目に入ります。その名もまさしく砂の美術館です。
入場料600円と美術館としては結構お安く、正直あまり期待はしていませんでした。が、この期待は良い意味で裏切られることになります。
砂の作品がいかに作られているかのパネルを読んでいると…
そうです。「どうせ接着剤使っているんでしょう?」という予想は外れ、全て水と砂だけでできているという衝撃の事実を目の当たりにします!
参加してる風に撮れるパネルで記念撮影です。
展示室へと向かうと、そこには数々の彫刻が並んでいました。
いやいや。これ絶対接着剤使っているでしょ。ウソ言っちゃいけないよ。
まさか砂と水だけで作られているなんて想像もできない。大きな立体物の中に、無数の細かい線や造形が込められています。
服のふわふわとした「ファー」の部分までもが綿密にかたどられているのです。
気が狂いそうになるくらい細かい。
砂の芸術は、一つの失敗も許されない。作られたものもいつか崩れて砂に戻ってしまう。そうした儚くも脆い所が、芸術をさらに芸術たるものにしているのだと思いました(今良いこと言ったな)
かにっこ館|無料とは思えないハイクオリティの水族館
浦富海岸をあとにした僕たちは鳥取市内を抜けてかにっこ館というところへ行って来ました!
かにっこ館は無料とは思えないクオリティ
かにっこ館は文字通り”かに”のテーマパークです。
こんな感じでふれあい広場やイベントがあります。
ヒトデマンもさわれる。
他にもネコザメや海のギャングうつぼを見られたり。
こうやって見るとめちゃめちゃかっこいい(コイツはさわれません)
かにっこ館の名の通り、見たこともないカニが大量にいます。
僕はこの白くて四角くおさまってるやつが気に入りました。かわいい。
世界一大きいかに
子どもよりでかい。もしかしたら足伸ばしたら奥さんよりもでかいかも。
カニの服を着ての記念撮影もできました!
さて、なんで鳥取がこんなにカニ押しなのかというと、鳥取は知られていないけどカニの漁獲量が日本イチなんですって。何よりも驚くのがこの施設が無料ってことです。写真で載せているのは本当にごく一部で、この10倍くらいのカニや魚がいますんで。
とっとり賀露かにっこ館/農林水産部/とりネット/鳥取県公式サイト
かろいち|海と山の幸が堪能できる市場
元々はかにっこ館だけが目的だったのですが、着いてみると同じ敷地内に市場、直売所、飲食店街と続く巨大施設でした。その1つである市場に向かいます。この活気がいいですねー!
かにみそ買ってみた。めちゃ濃厚でうまい…
これ、150円ですからね。しかも6つ買ったら700円になりますからね。居酒屋でこれと同じの注文したら安いところでも580円くらいするんじゃない?
カニの他にも大量の魚が売られていまして、どれもこれも家の近くのスーパーよりも3割近く安かったです。鳥取はおいしいものが安く食べられて良いなぁ
よく「田舎は食費が安い」って言うけど、観光していてそうでもないってことがわかったんですね。田舎は地場産のものがスグ近くにあるので安いと思われがちだけど、スーパーの数が少なかったり、流通が悪いので、実際は高いところ多いんですよ。「お客さん来てほしいから隣のスーパーより安くしないと!」って思わないじゃないですか
でも鳥取の、少なくともこの場所に限っては価格崩壊が起こるほどに安かったです。おとなりにある巨大な直売所の野菜も安くて、真の「田舎は食費が安い」場所でした。いいなぁ
すなば珈琲|スタバはないけど、スナバはあ…
一息つきたいと思って訪れたのがこちらの珈琲屋さん
マツコ・デラックスと関ジャニ∞の村上がやってる月曜から夜ふかしで度々取り上げられていた「鳥取県問題」の末にできたと言われる珈琲屋です。鳥取県が唯一スタバがない県として取り上げられ(現在はあるけど)、それならと「スタバないけどスナバはある」として作られたのがこのお店
うちの夫婦は家にテレビがある頃、毎週月曜から夜ふかしを楽しみにしていたんです
「スタバはないけどスナバはある」なんてこと言うものだから「どーせネタ先行で味はおざなりなんでしょう?」と思ってたらめちゃおいしかったです。普段はブラックを飲めない奥さんもここのコーヒーには「おいしい…」と言っていました
コーヒーの世界的な大会で優勝した人が開いてると書いてありました。納得。ご飯もお手頃なのにでかいです。イメージとしてはスタバというよりコメダに近いかな
ソフトクリームも400円とは思えない量です。手にはまったく収まる気配がありません。ご自分の手と比較してみてサイズ感を想像してみてください…
「奥のほうは食べづらいのでハシで食べてください」と言われました。ソフトクリームでそんなこと言われたの初めてや
倉吉エリア
鳥取20世紀梨記念館|まさかの梨食べ放題状態
かにっこ館やすなば珈琲を楽しんだあとはクルマを1時間ほど走らせて倉吉市に向かいます。途中「はわい」という地名があって夫婦で大興奮してました
はわい温泉というのもあったのですが、そこからいきなりヤシの木が一直線に続く道が現れ始め、「こいつ、めっちゃあやかってる…気になる…」とさらに興奮。次回行きます
なしっこ館もクオリティがほんとうに高い
倉吉市に訪れた目的がこのなしっこ館です。かにっこ館もそうだけど、名前がかわいい。入館料が300円とこれまた安いですな
鳥取は二十世紀梨の出荷量が全国一位であり、なんと日本の半分以上の二十世紀梨をここで作っているそうです。そりゃー記念に建物作っちゃうのも頷けます
そんななしっこ館に入ってスグ現れるのが…
巨大な梨の木だー!!
階段よりでかいというダイナミック感は実際見ると圧倒されます
この木1つで1,000個以上の梨ができたそうです。バケモノか
クイズラリーで梨セットがもらえるそうなので参加してみることに
こういうの、やったほうがいいですね。記念館ってなんとなーく観光で行くんですけど、なんとなーく行き過ぎてて何も感じずに帰っちゃうこと多いんですよ。バカなので。でもこうやってクイズをやりながらだと楽しく思い出に残せます
庭園にあった巨大な梨の木と奥さんとぼうや
人間様には手に余るサイズ。ゴジラにあげたら喜んで食べてくれそう
食べ比べが感動的においしい
このなしっこ館では梨の食べ比べができました
今回はこの4種類。シンカンセンって名前、クール過ぎる
大量。「1人何個まで」って書いてなかったので食べまくってました。ここで入場料の300円は軽く3倍は取り返しましたね。え、取り返すつもりで食べるもんじゃないんですか?
その他にもやけにシャレた梨の展示に、
虫と同じ大きさになって世界を探検できる遊具や、
梨のマンガまで、
300円とは思えないクオリティでした。かにっこ館は無料だったし、潰れないか不安になるレベルでした
鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館 ~山陰観光なら鳥取県民の誇り二十世紀梨のテーマパークへ~
あとがき
鳥取?砂漠でしょ?
そんな考えしか持っていなかった僕でしたが、鳥取は予想以上におもしろいことがわかりました。これ以外にも昭和のような風情が残りまくる三朝温泉や途中で見つけたはわい温泉のような気になる温泉街がありました。
さらにはゲゲゲの鬼太郎やコナンの町もあるそうでマンガ関係も楽しそう。鳥取は「城を見て日本史を愉しむ」というよりは「地元の特産品を前面に押し出して難しく考えずに観光を楽しむ」って感じでよかったです。
という感じで、鳥取はまだまだ楽しめそうでした!ぜひ行かれてみては。それでは!
おまけ
なぜか帰りに霧に見舞われました… なんでや…