キャリーミーで上野駅から千葉駅までの30kmの旅
2月下旬。夜行バスで滋賀から上野駅へと舞い降りた私は、早速自転車を組み立てて千葉方面へと向かいました。出発は早朝。目的地はなんと千葉駅。なんと約30km程のロングランをこの小さな自転車で成し遂げようとしていたのです。
しかし、別に最後まで走り切ろうとは思っていませんでした。疲れたり、飽きたところで自転車をたたみ、電車に乗ろうと思っていたのです。こうした輪行のメリットは
- 乗りたいだけ自転車に乗れる
- 疲れたら電車やバスに乗って目的地までワープできる
- お酒を飲みたくなっても自転車を降りれば問題なし!
などがあります。便利で新しい度のスタイルですね!ということで、今回の週末格安旅行は「Carry meで飽きるまでは知り続ける輪行旅」をお送りします!
目次
1. 早朝の上野駅をスタート!見慣れた景色も変わって見えたんです
2. 朝焼けとともに映るスカイツリーはとってもかわいかった…
3. 【モーニング】かつやでカツ丼食べるよ
4. 江戸川を渡り、遂に千葉県へと上陸!
5. そして千葉駅へ…?
1. 早朝の上野駅をスタート!見慣れた景色も変わって見えたんです
出発は朝5時。まだあたりは暗く、上野駅ではオール明けの愉快な人々が行き交っています。ちっさい自転車でぷらぷらと走る僕。10分も走っていると、視界はスグに見慣れた景色へと変わってきました。
聖地・秋葉原。僕が大学時代に何度も訪れた場所です。ただ自転車で走ってみると、見慣れた景色も少し異なって見えるのです。
「あ、上野と秋葉ってこんなに近いんだ」
「へえ、こんなステキなガード下があるんだな」
何度も踏み入れたはずの土地なのに、少し違った景色として映る。折りたたみ自転車って、土地勘もつくし新しい景色にも出会えていいことずくしなんですよね。
2. 朝焼けとともに映るスカイツリーはとってもかわいかった…
この旅では2つの感動がありました。一つは朝日の美しさ、そしてもう一つが河川敷の美しさです。秋葉原に背を向けて走り始めた頃、暗かった景色が段々とオレンジ色になっていくのです。
空を彩る、青からオレンジへのグラデーション。何気ない景色。だけど実際に僕の瞳に映るその景色はなかなか感動的なものでした…
朝日を見ながらしばらく走っていくと、東京の象徴の一つ。スカイツリーが見えてきます。
「東京にも、あったんだ。こんな綺麗な夕日が」
夕日じゃないけど、重なる思い。思わず福山雅治の名曲を口ずさみながらシャッターを切ります。
正直に言うと、スカイツリーってダサいなって思っていたんです。でも、こうやってみていると何だか愛らしく思えてきました。スカイツリーに背を向けてどんどんと走っても、
「まだここにいるよー」
と小さくなったスカイツリーを見ることができます。いつまでもいつまでもあの子は僕のことを背伸びして見ていました。
3. 【モーニング】かつやでカツ丼食べるよ
朝5時から走り続けること3時間。のんびり写真を撮りながら走ってはいましたが、さすがに疲れてきました。そしてお腹も空いてきた模様。ここらで朝ご飯とすることにしました。そうして飲食店を探していた時に現れたのが
かつやです!かつやの朝定食は初めてでしたが、超おすすめ!カツ丼・豚汁・サラダがついて420円(税込)!果てしなくコスパが高い。学生時代のコスパ精神が抜け切らない僕としては超嬉しい。しかもカツ丼、ちょうど食べたいと思ってたんですよ!
旅の途中って、なんだかそこの特産品を食べないといけない気になります。でも、こうやって自分がその時一番食べたいものを食べることが、一番いいのかもしれないと思いました。東京ー千葉間に特産なんてあるのかは知りませんが…
4. 江戸川を渡り、遂に千葉県へと上陸!
腹ごしらえを済ませたあとはまた走り始めます。それにしても夜行バスの後に3時間も走ってカツ丼を食べるとは、自分自身を尊敬する程の体力です。かつやで流れていたBump of Chickenのプラネタリムを歌いながら走っていきます。
すると現れたのは河川敷。本日何個目の河だろう。東京って横に走ると河だらけなんですね。江戸川、だそうです。江戸川では野球を練習する若い少年たちや、犬を連れて散歩をする夫婦、釣りをするホームレス風のおじさんたちなど、色んな人がいて、それぞれの時間を穏やかに過ごしていました。
眠らない町である上野を出発したのは朝のこと。だけど、こうして今はゆっくりとした時間が流れる場所にいる。眠らない町も時々は体験したいけど、僕はこうしたゆっくりと時が過ぎる方が好きかもしれないな。
5. そして千葉駅へ…?
実はここからさらに3時間程走って千葉駅まで走ったのですが、思想に耽るというよりはレースに夢中で何も考えていませんでした。だから特に書くことがありません。あっさりと終わってすみませんです。
それではまた次の旅でお会いしましょう!