断捨離|物を捨てられない親をどうにかこうにかする方法

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けっこう悩んでいる人が多いのかもしれません。

今回は一つの解決策を提示します。

物を捨てられない家族

実家を離れている断捨離パーソンにはあるあるだと思うのですが、久しぶりに帰った家が、物であふれかえっていて驚いたことってありませんか。学生の頃はずっと住んで慣れていたはずの家なのに、離れてみると親の家がモノだらけという事実に気づきます。

私は『ヒトはヒト、ウチはウチ』の思想家なので特に気にならないのですが、奥さんが自分の実家に対してけっこう気にしているみたい。いらないものを捨てて貰いたいそうですが、どうにもならないみたいなんです・・・

もちろん、『物を捨てたがる私たち側』が無条件に正しいと思うこともおかしいでしょう。今回は災害と衛生と安全という面から見て、『物を捨てられないことの危険』という側面にたちます。

こちらの断捨離マンガを読んで、親に少し変わってもらうヒントを得ました。

ものはいつか凶器に変わる

本の中では、断捨離好きな主人公は物を捨てられない母と祖母に頭を悩ませていました。やっぱり物が無い時代に生まれた人たちはどうしても物を捨てることができず、『物は少ない方が良い』と思っている主人公と喧嘩ばかりしていたそうです。

そんな家族が変わるキッカケが東日本大震災でした。

今まであふれかえっていたものが、地震によって凶器に変わったのです。積み上げられた本棚に押しつぶされた祖母。あふれかえった棚の下敷きになった飼い猫。地震が、ものを凶器へと変えたのです。

その部屋は幼子が寝ても衛生的で安全ですか?

こうして考えてみると、あなたの部屋は地震の被害を考えても安全に寝転べるスペースはどれくらいあるでしょうか。例えば赤ん坊を寝かせるスペースはどっかにあるのでしょうか。

今住んでいる私の家では、自分の胸よりも高い家具はありません。そこに収められたモノもほとんどありません。振り返って奥さんの実家を考えてみると、目線よりも高い位置にゴロゴロと物があふれていました。

きょーちか夫婦も赤ちゃんを授かっていますが、実家に帰った時に安全に衛生的に寝かせられるスペースってどれくらいあるのか、ちょっと不安になります。でも、これをキッカケに奥さんの親が物を捨ててくれる気もしています。大事な孫を、大事じゃない物の下敷きにはしたくないはずですから。

いらないものを捨てられない家族には、捨てる目的や利点を伝えよう

物が凶器に変わるという考え以外にも、紹介したマンガの中には『親が物を捨てられるようになるキッカケ』というのがいくつか出てきました。

大事なことは、捨てることが『家族にとって(決してあなたにとってではない)どんなメリットがあるか』を伝えられるか、だと思います。それが私たちにとっては、『孫を傷つけないために』であったということです。

物を減らすことには色んなメリットがあります。必要な物を見つけやすくなる、スペースが広くなる(人を呼びやすくなるかもしれません)、本当に好きなものだけに囲まれる(これを知ると世界が変わります)、無駄なものを買わなくなる。

そうした目的をしっかり伝えてあげることが、私たちにとっては大事なことだったのです。これで実家もキレイになる。