どうやら広島が気になっているようですね。安心してください。紹介しますよ。
「広島といえば原爆ドーム」という知識しかなかった僕も、広島には5回訪れて10日間の旅をしました。つまりは広島って何度もリピートしたくなる県なんですね。
なんで広島に行きたくなってしまうかというと、多分「町」として面白いからだと思うんです。
広島には東京や大阪には存在しない独特の個性を持った町がいくつもあって、その珍しい町の雰囲気を感じたいからこそ、何度も訪れてしまうんです。
ということで今回は僕が今まで行った広島の観光スポットを、町ごとに区切ってまとめていこうと思います。
食べることが好きなので料理の写真も多めです。深夜に読むと空腹でイラつくかもしれないのでご注意ください。
宮島世界遺産のある離島
JR宮島フェリーに乗って上陸
まず紹介するのは世界遺産の島・宮島からです。広島ガイドブックの先頭で「宮島ァァア!!」と紹介されるくらいに有名な場所です。
宮島行きのフェリーは2種類あるのですが、僕はいつもJRのほうを使っています。交通系ICや青春18きっぷが使えるからです。
出し惜しみしないなー
宮島上陸!とりあえず鹿と戯れよう
さあ宮島へ到着だ!
と、到着同時に僕たちを迎えてくれるのが、、、
鹿です。
宮島には大量のシカがいます。まるで人のように島をうろついてます。
めっちゃかわいい…!
参道を歩く
僕たち家族はシカが大好きなので、宮島の入口でかなりの時間の足止めを食らってしまいます。
シカにさほど興味がない人はさっさとメインである厳島神社のほうへ向かいましょう。神社へ向かう途中にはこんな感じで良い雰囲気の参道があります。
ここのポイントは何と言っても宮島の名物・牡蠣ですね。
絵面がズルい…
ここらは歩いているだけで香ばしい磯の香りがそこら中から漂ってくるんです。もはや匂いテロです。もちろん良い意味で。
買っちゃいますよね。食べちゃいますよね。どれも大ぶりでうんまいわけですよ。
宮島には牡蠣屋という年中牡蠣を食べられるように研究を重ねているお店があるので、旬の季節じゃなくてもおいしく食べられますよ。
ちょうど懸賞のハガキを持っていたので出してみました。
確かハズレた気がします。
厳島神社
遂にメインです。
僕のメインは神社ではなく鳥居のほうです。時期と時間によってはこんな感じで鳥居の下まで歩いていくことができました!
「ハッハッ、見ろ!人がゴミのようだ!!」
すみません。取り乱しました。このときは冬だったかな。地面には牡蠣らしき貝が大量に埋まっていて食い意地的にも大興奮でしたね。
こちらのサイトで潮の満ち干き時間がわかりますよー
神社の周りには和カフェも多くてですね、こういうの女子好きじゃないですか?
僕は好きなんですけど。
夜の大鳥居をくぐるナイトクルーズへ
お昼に宮島に着いて観光していたら、おそらく夕方頃まで遊べると思います。
そしたらナイトクルーズにも行っちゃいましょう。
宮島では夜の時間に大鳥居のまわりをぐるっと回る船が出ているんですね。
これじゃあ!
いやーやっぱりスカートでもなんでも下から見上げてみたらいいことありますよねー
(おや、おまわりさんが来たぞ)
さて…夜景の厳島神社も中々趣があるやね。
宮島の旅行記はこちらから。
宮島まとめ
と、こんな感じで宮島はシカと戯れたりおいしい牡蠣を食べたり、世界遺産を巡ったりと色んな体験ができるわけです。これ以外にも寺社巡りや山登もできちゃうので、のんびり泊まってみるのも良いですね。
僕は参道にある「やまだ屋」でもみじ饅頭買って、宿は広島駅のほうに取りました。
こんな感じでもみじ饅頭がバラ売りで好きなものが買えるのが楽しくて良いんですよね。試食も多いし。
グッバイ宮島〜
次の町を紹介します!
今回紹介した宮島のマップ
広島市内都会的でグルメの中心地
原爆ドーム
お次は広島市内を観光です!と言っても広島市内はそんなに「観光」はできないんですよね。代わりにグルメ天国なわけですが。
そんな観光スポットが少ない広島市の中でも行くべきスポットと言えばやはり原爆ドームでしょう。
でも僕、原爆ドーム苦手なんですよね。こういう歴史的に重要な場所に来てしまうとモヤモヤしてしまうんです。表現できない何かが頭の中をぐるぐるするんですよ。
原爆ドームに訪れたときはちょうど春で、あたりは桜がキレイに咲いていました。花見をしている人も結構いましたが、原爆ドームの近くで酒飲む気にはならんかったです。
原爆ドームは外国人のほうが圧倒的に多くて、特に欧米人が多かったです。
地域の人柄もあってかまわりにはヨーロッパと見間違えるくらいにオシャレなレストランがあったりします。
何だかんだ夜にも行きました。
原爆ドームは苦手だけど、実際に行って一瞬でも何かを考えるのは大事だと思います。
おりづるタワー
原爆ドームの隣にできた新観光スポットがこちら、おりづるタワーです。
窓のない圧倒的な開放感の展望デッキが売りらしいですが、一緒に仕事をしていた広島人たちが
「ありゃ値段以上の価値はまったくないけぇ(方言適当)」
と口を揃えて言うので外から眺めるだけにしました。
平和大通り
平和記念公園からは平和大通りにも歩いていきました。
平和大通りはホテルが多く、繁華街にも近い場所にあります。ちょうど行ったのは冬の時期で、かなり大規模なイルミネーションが行われていました!
あまりにも超大過ぎて歩くのを諦めたほどでした。どれも凝った造りになっているので、「は?イルミネーションなんて東京で見飽きたんだけどー?」なんて玄人でも楽しめること間違いなしですよ!
(広島風)お好み焼き
この章からは広島市の観光の目玉であるグルメについて、料理ごとに紹介していこうと思います。
まずは広島といえばお好み焼き!
たっぷりのキャベツを蒸し焼きにして、そばかうどんと一緒に食べるあいつです。
「広島焼きと呼ぶとキレる派閥はいる」
と後述するメイド服を来たお好み焼き屋のウェイトレスさんに言われたので、ここからはすべて「お好み焼き」を呼ぶことにします。
それではおいしかったお好み焼きを紹介していきます。
まずは広島駅の真上にある麗ちゃん。
王道でうましです。
あ、味の感想はうまいか不味いかだけわかればいいですよね。
このまんまる太ったお好み焼きのフォルムはSNS受け間違いなしですね。
公式サイトはこちら
お次は平和大通り沿いにある次郎吉!
こちらは納豆お好み焼きという変わり種がウマかったです。邪道なんですか?どうなんですか派閥さん。
公式サイトはこちら
最後は原爆ドーム近くにあったもみじ亭!
お好み焼きがうまいのはもちろん、店内にはアニソンが流れフィギュアであふれ給餌するのはメイドさんという異空間でした。
公式サイトはこちらから
お好み焼きは他にも食べた気はするのですが、広島に来たら必ず食べとかないといけません。白米を日々食べるような感覚で食べてください!
辛麺
お好み焼きに続いて食べなければ損するのが辛麺です。ラーメンではなく辛麺です。
広島を紹介する漫画で広島人のソウルフードとして紹介されていました。
まずおいしかったのがつけ麺・辛部!
看板にぶら下がるこの挑発的な唐辛子が目に入らんか。
辛さは30辛まで選べますが、ビビリの僕は7辛でビビりました。
肝心の辛麺がこれですね。
シャッキシャキのキャベツがめちゃめちゃうまくて、辛麺も爽快感のある麻(マー)な辛さが最高でした。
こちらは信じられないくらいの山椒が使われているシビシビする麺がうまいです。
こうやって温玉につけてすき焼き風にしたり。
山椒を余すことなくご飯を頂いたりと、辛味の形を変えて最後まで楽しめます。
ラーメンは好きでよく食べるのですが、山椒系のラーメンは初めてでかなりの衝撃を受けました。広島で人気沸騰の辛麺、ぜひお試しあれ。
サイクリング
広島市内の最後はサイクリングです。
市内には「ぴーすくる」というサイクルポートがいたるところがあって、これが30分100円で乗れるし、乗り捨てもできるし、観光に使うと行動範囲が広がります。
僕も実際に使ってみてかなりの便利さを味わいました。
バスや路面電車では見えない景色や、徒歩よりもスムーズな移動で行ける場所が広がります。
こちらはアーケード街ですね。かなり巨大でビックリしました。
広島市まとめ
広島市は思った以上に都会なため路面電車に乗って町中を旅していると不思議な気分になると思います。あれ、めちゃめちゃ発展してない?って思うはずです。
おいしいものはお好み焼きと辛麺以外にも、牡蠣や居酒屋なども楽しめるみたいです。ホテルも多く観光の拠点になるため、ぜひ一度泊まってみてください。
今回紹介した広島市の観光マップ
尾道大量の猫とサイクリング
尾道ラーメン
広島市の次は一気に東に移動して尾道へ行きましょう!
尾道はかなり好きな街です。仕事を気にせず住む場所を選んでいいなら尾道は第一候補ですね。
そんな尾道に着いたらまず食べたいのが尾道ラーメン!
醤油ラーメンに浮かぶこのトロトロの背脂がたまらんのですよ。脂なのにスッキリしてるんですよねー
ラーメン屋なのに家族連れや女子高生とかも多くて「地元民に愛されてる感」がこれまた良いのです、その雰囲気がラーメンを旨くするのです。
坂の町並みで猫と出会う
腹ごなししたら運動ですよねー!
ということで尾道駅のすぐ近くにある坂の道へ行きましょう。
まるでジェンガしてるみたいな山積み感、素晴らしいな。
この坂道を登っていくと出会えるのが、、、
にゃんこー!
にゃんこーー!!
にゃーんこーーー!!!
ホントもうかわいい猫だらけでキュン死にですよ。
最近キュン成分足りてないんじゃないですか?恋してます?尾道来ません?
死ぬほど険しい坂も登れるのでダイエットにももってこいてすよ☆
この坂の町中にはおしゃれな雑貨屋やカフェがたくさん隠れていました。お客さん本当にくるのか心配になるくらい隠れてます。探すだけでも楽しい町なんですよ!
商店街をぶらつく
坂を降りて商店街を歩きますか。
アーケードの味のある商店街です。
僕が行ったのはあなごの寝床というカフェ。
「0円で空き家貰って東京脱出」というマンガに出てきた場所で、すごい気になってたんですよね。
漫画はこれです。
名前の由来はこの長い長い通路。
まさしくあなごの寝床です。
ここではプリンアラモードを食べました。
カフェの店内おしゃれすぎでしょう。
これ空き家再生した手作り物件なんですよ。マンが読んでいくと感慨深いです。
あなごの寝床はゲストハウスにもなっていて、泊まることもできます。いつか泊まってみたい尾道の宿の1つです!
ONOMICHI U2で自転車と尾道ご当地に触れる
尾道は駅前スグに瀬戸内海が見えます。そしてサイクリストの聖地、しまなみ海道の出発点でもありますね。
そんな尾道にあるONOMICHI U2。雑貨や本、ご当地グルメを買うことができます。
これは結構お気に入りの写真です。
自転車の有名ショップGIANTもありまして、ここでロードバイクをレンタルすること可能です。
自転車乗りのためのホテルもあります。
ここに泊まるためだけに自転車乗りになってもいいほど泊まりたいです。
尾道まとめ
自転車、猫、商店街と個性が尖りまくってる町・尾道。僕の好きなものがたくさんあって、こういう町に一度住んでみたいです。
こんな感じで夕日もきれいですし。
良い感じのカフェやバーも多いですし。
景色が最高にきれいなんですよね。
宮島や広島市の影に隠れがちだけど、ハマる人にはグッと心に響く町だと思うんですよね。
僕が書いた尾道の旅行記はこちらから。
今回紹介した尾道観光マップ
鞆の浦ポニョが舞台の港町
港町を歩く
鞆の浦は崖の上のポニョのモデルになったといわれる港町です。町自体を楽しもうと思ったので、自転車を借りて色々巡ってみました。
が、観光できそうな場所はあんまりありませんでした…
町自体の雰囲気を感じることにします。
灯台近くの鞆の浦@Cafeで食べた魚介パスタが異様に美味しくて夫婦で感動したのを覚えています。
飲食店があまりなくて困りかけてたのですが、このお店は相当美味しくて助かりました。
仙酔島へ
鞆の浦ですることがなくなった僕らは、港から出ていた船に乗って離島へ行ってみることにしました。10分くらいですぐに着く小さい島です。
1時間に3本船が出ているので割と時間を気にせず向かうことができました。
何だか無性にテンションが上がって走り回ってしまいます。
散策路も整備されてて歩きがいもあります。エンジェルロードみたいな場所もありました。
「お、なんか動物いるぞ!」と思ったら、、、
狸がいる、そんなのどかな島です。
島の中に国民宿舎もあるので、雄大な海を見ながらお風呂にも入れるそうです。この島に上陸してグッと鞆の浦のことが好きになりましたね。
呉宇宙戦艦
大和ミュージアム
最後に紹介する町は呉です。「くれ」と読みます。
ここで行ったのは大和ミュージアムです。こんな感じで戦艦大和など、戦時中の軍事兵器を見学することができます。
この↑写真じゃあまり大きさが伝わらないと思いますが、人と並ぶとこんなにも↓大きいんです!
しかもこれで実物の10分の1スケールというからさらに驚き。
大和ミュージアムには戦艦の他にも呉や戦争の歴史について平気の観点から色々知ることができます。カッコいいー!!
呉にはここだけのために行ったのですが、夜になると賑わい出す屋台街もあるそうです。博多で見るようなこういうやつですね。
広島駅からも電車で30分ほどと近いので、もう一度ゆっくり訪れてみたい町です。
あとがき
宮島・広島市・尾道・鞆の浦・呉と5つの町を紹介してきました。これらはすべて海沿いの町ですが、広島は山も近いのでまた違った観光地もあるそうです。
広島は新幹線でスグに行けるし、魅力的な町がたくさんあります。この記事を読んでくれた人が、1人でも多く広島を楽しんでくれたら僕も嬉しいです。
最後におすすめのお土産を1つ。
にしき堂の生もみじが僕の一番のおすすめです。普通のもみじ饅頭とは異なり、モチモチとした食感がたまらなく癖になります。
ぜひとも1個買って見られては。それでは良い広島旅行を!