【結婚観】夫婦の幸せは、お金ではなく共に過ごした時間

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お金持ちが幸せか

火曜の朝、出勤のために駅へと向かっていました。慣れていたはずの一人の出勤。それなのに、昨日の今日だと妙にさみしく感じてしまうんです。昨日は何があったのか、今日は何がなかったのか。これからの夫婦の生き方について、考えてみました。

目次

収入は増えた。収入は、増えた

時間は減った。過ごす時間が、減った

久しぶりの、二人で過ごす月曜日

・夫婦の幸せを決めるのは、過ごした時間

収入は増えた。収入は、増えた

奥さんがフルタイムで働き始めました。給料は結構いいのだけれど業務時間が長く、帰ってくるのは僕よりもいつも遅くなってしまったんです。

僕は一人暮らしの時に真面目に家事をやっていたので、料理や洗濯を担当する回数が増えることには、抵抗はありません。奥さんは少し申し訳なさそうにしていたけれど、家事は嫌いじゃないし、時々だったら、料理もしたいと思っているんです。だから、「奥さんが働き始めたから、僕の生活が大変になった」とか、そんなことはありませんでした。

だけど、それはあくまでも一人暮らしとしてみた観点です。一人でも生活はできる。だけど二人で過ごす幸せは、なくなってしまったんです。

時間は減った。過ごす時間が、減った

奥さんは家を出る時間が早く、帰る時間も遅かったため、必然的に二人で過ごす時間は減りました。自慢ですけど、僕らは本当に、いつも一緒にいたんです。

奥さんがまだフルタイムで働いていなかった頃は、用はないのにも関わらず毎朝駅まで送ってくれていました。些細なことだけれど、本当に幸せな時間でした。ただ、今は一人で駅まで向かいます。当たり前のことだけれど、幸せを知ってしまった今はさみしい時間となりました。

家に帰ってからもさみしい時間は続きます。玄関を開けた瞬間、迎えてくれるのは暗闇だけ。少し前までならば、明かりがともった部屋で夕飯の香りが迎えてくれたのに。本当に、寂しいと思うのです。

久しぶりの、二人で過ごす月曜日

そんな奥さんが、久しぶりに月曜のお休みをいただきました。僕は会社だったけれど、それでも十分だったんです。

久しぶりに一緒に駅まで歩いて、他愛もないことを話す。家に帰ってからはバラエティ番組を見ながらご飯を食べる。思いついたことをポロポロと話す。封筒を出しに行くために、ローソンへ向かう。帰り道に、家庭菜園をしている畑に立ち寄る。

畑の周りには灯りがなくて、星と月がキレイに輝いていました。一人だったらさみしくて死んでしまいそうな場所だけど、二人だったら静かな幸せを感じることができたんです。

夫婦の幸せを決めるのは、過ごした時間

収入はそれこそ倍くらいになりました。ただ、うちの世帯にはそんなに金はいらないようです。豪華ではないけれど、食べたいものを作れます。泊まりではないけど週末は旅行に出かけて、ときどき一緒にスーパーや図書館に行くんです。

それだけで十分な幸せを感じられる僕らには、お金はそんなに必要ないということがなんとなくわかりました。お金はあればあるだけ良いと思って仕事を選んでもらった。だけど、二人がともに過ごす時間の“犠牲”の上に成り立つのであれば、お金は(そんなには)必要ないという結論に至りました。

お金はあればあるだけ良い。だけど、それと引き換えに大事なものが失われてはいけない。一般的な夫婦はどうだか知らないけど、僕らにとっての幸せを決定づける、大事なことに気づけた気がします。

夫婦の幸せを決めるのは、お金よりもともに過ごす時間である。働くことは大事だけど、お互いがもう少し働くのをやめ、一緒の時間にご飯を食べていきたい。大きな目標ができた火曜の朝でした。