【熊本観光】震災後1年経った「熊本城」は予想以上に崩れていた

2016年の4月に発生した熊本地震で熊本城は多大な被害を受けました。ニュースでその事実を知ったのですが、「まあ城壁が少し剥がれたくらいだろう」と勝手にわかったつもりになっていました。

2017年の春に九州を観光した際、熊本城にも寄る機会がありました。そのときに見た熊本城は予想以上に崩落していて、かなりの衝撃を受けました。

熊本城

緑の季節の熊本城へ

熊本城へは泊まっていたホテルから歩いていきました。熊本城は熊本駅からも路面電車で10分と、アクセスの良い場所にあります。

加藤清正公にこんにちはをして城内へ。

この時点ではまだ熊本城の天守閣は見えていたので、地震の影響はわかっていませんでした。

そして熊本城を外から眺めることができる二の丸のほうへ。

そうして目に写ったのは、震災後1年経った熊本城の姿でした。

城壁は崩れに崩れ、風穴がいたるところに空いていました。難攻不落と言われた急角度の城壁も、自然の力にはひとたまりもなかったようです。

震災から1年経った今でも城内のほぼすべてのエリアが立入禁止になっていました。外から眺めるお城は、確かに危険地帯と言ってよいほどに崩れていました。

震災後に熊本に訪れたのは初めてでした。つきなみの感想ですが、「自然怖いな。当時は大変だったんだろうな」と思いました。

それでもギリギリのところで崩れまいとする建物の姿。

城壁の四角だけで建物が支えられています。この倒れんとする気迫、圧巻の一言です。

「加藤神社」でお祈りをする

加藤神社に辿り着きます。

震災前にここに来た際は、ここから歩いて城に入ったのにな。

復興支援金のくまモンボックスがあったので財布に入ってた小銭を全部入れといて、気持ち程度に復興をお祈りしました。

がまだせ熊本!

城下町「桜の馬場」でおみやげを買う

その後は熊本城のすぐとなりにあった城下町のほうへ。

良さしか無い。この雰囲気はいいなー!

ちょうどイベントの時間だったようで、加藤家ふんする5人が見事な舞と漫才を行っていました。この舞が予想以上にダイナミックで、「この人たちEXILEなんじゃないか…」と思ったほどです。

加藤家の人たちが「写真機に我らを写してぜひつぶやいて欲しい。そして拡散してほしい」とギャグ風に言っていたのに笑ってしまったのですが、

「その拡散が次の来客者につながり、ひいては熊本の復興につながるのじゃ」と言っていたのを聞いて、静かに頷きました。

城下町で買った熊本の地ビール。

昼から飲むビール最高。幸福感がスゴイ。

きめ細かい泡で香り高いビールでした。ヴァイツェンという種類らしいです。日本酒も良いけど、地ビールを各地で飲んでみるのもおもしろそうです。

あとがき

こういう言い方はあまり良くないですが、崩落した熊本城を見れるのは今だけです。いたるところで崩れてしまっているのは衝撃的でありながら、それでも崩れまいとする建物には気迫・迫力が見られました。

僕が旅して泊まったホテルや、ここで買ったビールのお金も、気持ち程度ながら熊本の復興につながるはずです。今度は阿蘇に行ってみて、ちゃんと自分の目で見て震災のことを考えたいなって思いました。

今回訪れた場所はこちら

おしまい。