宮崎から大分を結ぶ高速道路は2015年にできたばかりということもあって新しい。また「パーキングエリア・サービスエリアがない」というかなり珍しい道路でした。そう、高速道路の施設にトイレを含む休憩スポットがないのです。脱糞パラダイスです。
と、まさかの脱糞パラダイスということはもちろんありません。この高速道路はあと二つの特徴がありまして、まず一つが乗り降り自由、つまり無料区間となっています。そして、降りた先には道の駅が待ち構えている。簡単に言うと「高速道路の休憩所として下道の道の駅が使える」という不思議な形式を取っているのです。
道の駅 北川はゆま
せっかくなので道の駅のはしごをしてみまみた。すみません。カミました。まず一つ目は宮崎県北部にある「北川はゆま」です。どこぞやの演歌歌手のような名前でカッコいい。
宮崎県北部はあゆが良く捕れるらしく、大きなサイズのものも300円で売っていました。都市圏では一匹1000円なんですよ。激安・・・
おいしかったのでキレイになくなりました。うみゃーうみゃー
うなぎも有名らしいです。これも200円とか、宮崎北部に住んだら富豪になれる気がしてきた。
絵面だけで人を殺せそうなくらいにウマそう。実際おいしかったです。ウナギなんて高級食品はここしばらく食べていなかったのですが、ホロホロとした感じの身は確かに魚なんだけど、食後感はお肉に近い不思議な食べ物。
お口直しには日向夏スパークリングです。シュワシュワの超微炭酸でしゃわやかじゃー
道の駅やよい
北川はゆまからさらに北上していき大分に入ったところで、大分県佐伯市にある「道の駅やよい」に着きます。
ここでは佐伯の名物であるごまだしうどんを食べました。味噌玉に魚の削り節を混ぜていて、これが香り高くておいしいんです。きょーちか夫婦的には歴代ベストうどんに入るほどの大ヒットでした。
こちらはとり天定食です。これだけ食べれて700円とかだった気がします。九州の太平洋側は物価が安いのかも。物価安を狙ってタイに移住するなら佐伯に移住しよう。とり天はから揚げと違って「ふわっ」とした食感とからし醤油に「つけて」食べるっていうのが新感覚でした。
ご当地料理あるあるで、大分県の人はとり天が全国的に食べられていると思っているそうです。
道の駅を見つけた時の、あのワクワク感はなんだろう
長旅。車を走らせ続けてきてきたところに道の駅が現れると、不思議とその地へと吸い込まれていってしまいます。休みたい。身体を伸ばしたい。トイレに行きたい。スーパーで見ているのに、野菜の姿を見てみたくなる。「ナスが安い!」とか言いたくなっちゃう。ちょっと手作り感が残る内装の売店で、プラスチック容器に入ったその地の何かを食べてみたい。ぶどうが有名なんだったら、ぶどうソフトクリームを買っちゃいたい。
「疲れたー」気持ちを癒してくれたあとに、ちょっとした「やりたい」気持ちが膨らんでいく、道の駅って不思議な場所だなって思うんです。そう思いませんか。さてさて、次回の旅行記では最後の宿であり今まで最も高級な宿に泊まったお話です。お楽しみに。そんではー