年末に地元へ帰った際、高校の友人たちと一泊二日の温泉旅行に行って来ました。今回はその時に訪れた下今市駅から歩いて10分程の酒蔵と蕎麦屋のお話です。
片山酒造|日本酒が試飲できる酒蔵見学
日光近く下今市市の酒蔵に行こうと思ったきっかけ
実は私、アルコールはあまり好きじゃないんです。ただし、日本酒は別。だって日本酒って、その土地土地で物語がある観光物じゃないですか。だからできる限り旅行の夜はその地の酒を飲むことにしているんです。
旅を演出する酒のことを、もっとちゃんと知ってみたい。そこで今回の旅先である川治温泉に程近い、片山酒造さんに訪れました。
とても素敵なところでした。ちなみに日光の酒蔵は片山酒造を含めて2つしかないようです。
片山酒造で教えてもらったこと
酒蔵は水が命。酒蔵のお水は美味しい
酒の作り方というのは非常にシンプル。味を決め手は材料となるわけです。とりわけその材料の大部分を占める「水」は酒の命とも言えます。
片山酒造さんも関東の名水を地下から引いています。市街からわざわざ水目当てに訪れる方までいました。
酒蔵で働くのって赤ちゃんを育てるみたい
酒蔵が忙しくなるのは冬なんだそうですが、その時期は二時間おきに酵母の様子を見てあげないといけないそうです。その蔵なんと37度。
真冬なのに汗をかき、そしてまた寒いところでも作業をしないといけないというハードワークを毎日行っているのだとか。
ここで少し面白い話を聞きました。酒を作ってくれる菌が育つこの温度は身近なある菌が繁殖しやすい温度だそうです。なんだかわかりますか?
答えは「納豆」。だから酒蔵で働く人は、冬場は納豆食べれないんですって!なんてこった。
見学を終わって飲む酒は本当にうまい
色々と学んだ後、お待ちかねの試飲タイムです。ここで働くおじさんもおばさんも本当に優しくて、物凄く丁寧に教えてくれながらいつまでも色んな酒をついでくれました。
見学後に飲む酒は格別です。正直どれがどうおいしいとかはわからないのですが、自分の好みというのが何と無くわかりました。ぜひ皆さんも一度訪れて、酒の魅力に触れて見てください。
片山酒造のアクセス・電話・工場見学を申し込むならこちら!
日光地酒の片山酒造株式会社 | 素材と製法にこだわった日本酒を製造
枡田屋(ますだや)|東京から訪れる価値のある場所
栃木県下今市市にあるそば屋「枡田屋」
お次は「わざわざ東京から栃木まで食べに来る人もいる」というおいしいお蕎麦屋さんの紹介。片山酒造の代表の方からこちらの枡田屋さんを紹介していただきました。こうやって地元の人に地元の良さを聞くのって凄くいい。
そば粉もお店の中でひいていました。ここで私は十割そばを食べます。
十割そばってなんとくすごそうだなって思ってましたが、小麦粉をつなぎに使わないそば本来の風味を最大限楽しめる作り方だそうです。また一つ博識になってしまった…
そば本来の味を楽しむなら、出汁に誤魔化されないざるそばを食べるべき。そうして寒い冬でしたがざるをいただきました。通ですからね。いやー、通は辛いよ。
気の利いたことは言えないけど、噛んでいて少しずつ旨味が出てくるそばでした。そばって喉越しを楽しむタイプもあるけど、こっちは素朴な甘さを感じるタイプ。
そういえばお店のお姉さんに「お兄ちゃんイケメンだから!」って煮物を貰いました。いやー、イケメンで良かった。