パパ目線で書いた、出産当日の日記

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パパ目線で書いた、出産当日の日記

3月24日。私たちきょーちか夫婦に待望の第一子が産まれました!!

当日を過ごしてみると、出産という出来事は想像した通りのこともあったし、考えてもいなかったことも起こりました。本日は、当日に感じたことをつらつらと書いていきたいと思います。

頑張る奥さんの姿を美しく思った

お産は予想通りに辛かった

夜中の2時に陣痛が来て、昼の12時に産まれるまでの間。幸運にも奥さんとずっと一緒にいることができました。

初めてとしては10時間のお産は短いほうらしいのですが、やはり苦しそうな顔を見ているのは、気が気でなかったです…

私も微力ながらマッサージをやりつつ、呼吸が乱れないように声をかけてリズムを整え、ずっとそばにいることができました。

ちなみに看護師さん曰く、奥さんは「出産が上手」だそうですw

10時間は短いとは言われても、実際に過ごしている間は、とても長く感じました。

大きな痛みの波が来て、少しおさまる。そしてまた大きく苦しんで、少しおさまる。その度に歯を食いしばんで力み、痛みを放出するように叫ぶ姿を見ているのは、とても辛かったです…

「次の波で、お産が進んでくれないだろうか…次の波で、産まれてくれないだろうか…」

何度も願いました。こんなにも時計を確認したのは久しぶりのことでした。早く、時よ進んでくれ…と願い続けていました。

奥さんの顔は常に美しかった

ただ、頑張っている奥さんの姿は、私の想像していたものとは異なっていたのです。多くの妊婦が、「自分を見失う」ほどに豹変してしまうと聞いていましたが、奥さんの集中力は素晴らしく、一点を目指して力を入れて叫び、食いしばって我が子を押し出そうとする姿には、美しさまでもを感じました。

そして9時間ほどが経って子宮口が十分に開いた頃、今までは引いてはよせていた波が、一気に高まるときが来たんです。

それが私たち夫婦と、我が子との初めての出会いでした。

この瞬間は感動的なものでした。10時間。初めから最後までずっと一緒にいれたからこそ、この瞬間はより感動的なものでした…

言葉が見つかりませんでした。奥さんの顔を見ると、やり遂げた自信、役目を果たした安心感、そして出会えたことによる感動、これらの入り交じったような、今までに見たことのない顔を見せてくれました。

この顔を「キレイ」だと思ったんです。出産の日、私は奥さんの新たな美しさと出会いました。

子どもをかわいいと思えた

産まれた瞬間のこと

赤ちゃんはひとしきり泣いた後、簡単な検査が行われていました。初めて出会った自分の子どもをボーッと見続け、しばらくしてから看護師さんに促されるままに写真を撮りました。1年ぶりくらいに、動画も撮りました。

不思議な色をしていました。不思議な形をしていました。私が見たことのある赤ちゃんとはちょっと違いました。紫色で、頭がなすびのように長い。ちょっと不安になりながら、それでも我が子をいとおしいと思いました。

ちなみに呼吸がはじまると段々と肌色になりました。なすびの頭も、日が経つにつれて丸くなるそうです。ドラマでは見ないけれど、これが普通のようです。

1時間、1時間でどんどんと顔の形や色が変わっていって、どんどんかわいくなっていきました。目が開いてきて、色んなところを眺めていました。

とても静かな子で、好奇心が強そうな子です。

答えを返さない子に、話しかける

抱っこをしている間、子どもに色んなことを話しかけました。

「ママ頑張ったんだよ」「君も一緒に頑張ってたね」「髪の毛ふさふさだね」「目がきりっとしてるね」「ママもここにいるよ」「よだれベチョベチョだね」

色んなことを話しかけました。

今までは、自分は「そういったこと」をしないだろうと思っていたんです。

「話しかけても答えがないのに、話しかける意味があるんだろうか。何で話しかけるんだろう。話しかけることで、赤子は学習するからなんだろうか」と、どちらかというと感情がなく学問的に考えていました。

自分でもそういったことが淡々とし過ぎていて、冷たいということは自覚できていました。我が子と接するとき、自分は親としてあたたかくなれるだろうかと不安に思っていたんです。

だけど、出会ってみたらずっと話しかけていました。答えが返ってこないのはわかってるのに、「お指おいしいの。ね。」と、ずっと話しかけていました。

自分が親になってみて、初めて出会った自分の感情でした。我が子がとてもいとおしく感じました。

これからは3人で生きていく

夫婦の関係が変わるとき

新しい命は、とてもいとおしいです。愛しています。そのことがわかりました。

そしてもうひとつ、確かめられたことがありました。

私は秘かに、不安に思っていることがありました。

「出産と育児で、夫婦の関係は変わるよ」

先輩の夫婦からよく言われることで、世間的な定説にもなっていると思います。

私と奥さんは自分たちで言うのもなんですが、非常に仲が良いです。だから、家族といる空間がとっても心地の良いものでした。

それが出産によって崩れてしまうことは、私は絶対にイヤでした。

「出産と育児で、夫婦の関係は変わる」理由

私は考えていました。「出産と育児」で、なんで夫婦の関係が変わるんだろう。

そうして導きだした答えは、「不公平感」と「尊敬のなさ」です。

  • 不公平感…出産で女性だけが苦しんでいる。その後の育児も、男性は仕事があるから積極的に参加できず、女性ばかりが辛いと感じる
  • 尊敬のなさ…女性は育児を頑張っている。男性は仕事を頑張っている。男性の仕事は確かに「家族のため」でもあるけれど、お互いがやっていることを心から尊敬できなければ、そこにひずみが生まれる。同じことを見て、「仕事ばかりで育児をしない!」と思われるか、「家族のために仕事をしてくれている」と思われるかは、男性次第でもある

私はこのまま「夫婦が仲良しでいたい」と思っていたので、これらのことについては忘れずに、気をつけようと思っていました。その第一歩としての出産は、すべての時間を立ち会い、とにかく全力でサポートをしました。

ただ、自分でも「しっかり出産を助けられていたのだろうか」と自信を持ちきれずにいました。そんなとき、奥さんが我が子に向かって、

「パパもたくさん頑張ってくれたんだよ。パパのおかげだね。嬉しいね」と言っている声を聴いて、「あぁ、私たちの関係はより強いものになったのかもしれない」と思ったんです。

これからのきょーちか

産まれる前までは、楽しみだけでなく迷いもありました。

「自分の自由がなくなる」「不安の種が増える」

色んな迷いがありました。

ただ、産まれてきた我が子を抱いていると、そうした迷いが少しずつ消えていきました。

「自分の自由をこの子と過ごしたい」「楽しみの種も増えそうだ」

父親になった実感と、子どものパワーって、スゴいんだと思います。

奥さんが入院している産婦人科から帰って、自宅で私が連絡を取っているときのこと。短いやり取りでしたが、まるでプロポーズを終えたあとのような、あたたかいやり取りを交わしました。

夫婦の中も、より一層強い結び付きを感じられるようになりました。

これからのきょーちかは、育児カテゴリーが増えたり、家族での旅行記が出てくると思います。みなさまこれからもどうか、あたたかく見守っていただければと思います。