1200年の秘湯「湯村温泉」の源泉で作る最強のゆで卵と赤ちゃん温泉デビューの旅

 

こんにちは。きょーちかです

いきなり羊を手なづけている写真で申し訳ありません

前世はハイジだった可能性があります

 

さて突然ですが、私が今どこにいるかわかるでしょうか…

正解は…

 

 

兵庫県にある湯村温泉です!

 

兵庫の温泉といえば有馬温泉が有名だと思うんですけど、「え〜有馬温泉? あんなの神戸に近いミーハーが行く場所でしょう? ボクはもうちょっと秘湯よりのほうが好きなんだよねぇ」というひねくれた人もいるじゃないですか。私ですけど

 

ということで号泣議員で有名になった城崎温泉も同様の理由で蹴りまして、偶然に見つけた温泉地がこちらの湯村温泉です。これがまたちょうどいいこじんまり具合にも関わらず、98度の源泉で野菜が茹でられたりと温泉体験としても最高だったのです

 

そこで今回は、

 

 

 

兵庫の秘湯・湯村温泉についてお届けします!!!!

 

何はともあれ結局神戸へ

 

はい。そんなわけで神戸にたどり着きました。冒頭で散々「神戸なんてミーハーが行く場所でしょ」と行っていたにも関わらず神戸のど真ん中に来てしまいました。でもこれは手違いです

本当は六甲山牧場(実際はここも神戸)に行って動物とたわむれる予定だったのですが、いざナビにセットして向かったところ、どんどんと都会の方へクルマが進んでいっんですね

 

 

「あれ? 六甲山牧場ってもしかしてめちゃめちゃ都会にあるの?」

 

 

なんて夫婦で話していたんですけど、正直2人ともバカでした

なんとたどり着いたのがココ

 

 

 

神戸の北野異人街という大都会の観光地です

 

「いや、これ絶対牧場ないでしょ…」

 

なんて思いながら進んでいると、六甲山牧場ではなく六甲牧場というソフトクリーム屋がありました。紛らわしいんじゃボケ! (ナビは二重で確認しましょう)

 

気を取り直して六甲山牧場へ

かなり時間をロスってしまったのですが、ここから30分ほど山を登って六甲山牧場を目指します。今まで下ってきた山を再び登る悔しさ、分かるでしょうか。エンジンの弱い軽自動車が泣いてました

 

 

 

神戸で山を登っている途中で「今週の週刊誌100円」という店を発見

どういう仕組みなんだろう

そんなこんなでひたすら山を登って着いたのが…

 

 

 

六甲山牧場だーー!!

めっちゃこれでもかってくらいに羊がおるーー!!!!

 

 

 

想像以上に近くて立ち尽くしてしまう

写真で見ると肩に羊が乗ってるみたい

 

 

 

ぼうやも初めての羊にガン見です

 

この六甲山牧場。500円で入れるので全く期待しておらず「安いし良いよね〜」くらいで行ってみたのですがかなり当たりでした。何よりこんなにも自由に触れ合えるってのは初めてかもしれません

普通って「ふれあい広場」的な場所が用意されてるじゃないですか。でもココは敷地内が全部ふれあい広場みたいなもんなんですよ。イメージは奈良公園の鹿です

 

 

こいつらがかなり軽快に走り回ってるのでめちゃめちゃおもしろいです

 

 

 

シカの他にも山羊や馬、牛、豚など色んな物がおりました

 

 

 

やっぱり牧場といえばソフトクリームとチーズ!!

チーズはかなりこだわってて、特にカマンベールチーズパンがこの世のものとは思えないくらいにうまかったです

 

ひたすら走り続けて湯村温泉へ

ということで六甲山牧場を満喫しまくった私たちは湯村温泉へと向かうことにしました。時間にして昼の2時

 

「同じ兵庫県内やし3時くらいには着くやろー!」

 

と思ってナビを見ると、何と到着時刻が夕方5時になってる…

それもそのはずで、

 

 

 

右の黄色矢印が私たちの家(滋賀)であり、真ん中の青い矢印が六甲山牧場(兵庫)なのですが、同じ兵庫なのにもかかわらず湯村温泉は左上の赤い矢印なんですよね

 

これ、やっちまったなって思いました

近畿圏って大津・京都・大阪・神戸と各県の中心地は電車でもクルマでもかなり近いのです。ただそれぞれの県が南北にでかく、しかも交通の便が極端に悪いため「隣の県に移動するよりも、同じ県を巡るほうが時間がかかる」という減少に陥るんですよね

 

今回なんて「大津(滋賀)→京都→大阪→神戸(兵庫)」と4県をまたぐよりも「神戸(兵庫)→湯村温泉(兵庫)」の県内移動のほうが1.5倍くらい距離が遠くて、2倍くらい時間かかりましたからね。遠いわ

 

やっと辿り着いた湯村温泉

 

ということで夕方になりやっと湯村温泉に着きました

早速プランにつけてた貸切露天風呂に入るぞー!!

 

 

 

しかも今回は赤ちゃん温泉デビュープランということで、露天風呂に温泉セットがついておりました! これ目当てでこの宿にしたようなもんです

久しぶりに入る広い温泉。湯村温泉は美人の湯と言われていて、入ってスグの時点でかなりスベスベになり始めています。ぼうやと温泉に入っていると、「何回も温泉に入っているけれど、”初めて”ぼうやと入るなぁ。初めて経験できること、子どもができてから増えたなぁ」と思いました

 

あれ、今めっちゃ良いこと言ってませんか? もう一度言っときます? いらない?

 

食後は但馬牛のお出ましだ〜!!

 

風呂から出たらお楽しみのゴハンです!!

旅館に来たら、風呂入って・飯食って・風呂入って・寝て・風呂入って・飯食って、みたいな「あれ、よく考えたらダラダラしてるだけやん」って気づくんですけど、それがまた最高なんですよね

 

 

 

湯村温泉は山の中にあるけれど海も超近いので魚もうまい!

そして先程から視界のハシで輝いているのが…

 

 

 

但馬牛だーー!!!!

 

このサシはいい肉です。高級焼肉店で4年間バイトした私が言うんだから間違いないです。いい肉、いい脂です。こいつをもったいないとは思いつつすき焼きで食うところがまたいい!

 

 

 

いい肉を濃い味付けにしてから卵に絡めるなんて正直処刑されるんじゃないかというくらいにもったいないことなのですが、それがいい! いい肉のすき焼きなんて昔からの夢じゃないですか。大興奮ですよ。肉が焼ける音から弾ける香りまで、何もかもが最高でした…

 

湯村温泉の温泉街に行こう

 

翌朝です。肉を食いながら調子に乗って日本酒を飲んでいたらいつのまにか朝になっていました。旅行中くらいしか酒飲まないんだけど、こういう「酒飲んだら朝」みたいなのは時々ありますね。自分が怖い

 

 

 

昔ながらの温泉にありそうなマッサージ器。温泉もゴハンも最高だったけどちょっとだけ設備が古かったかな。古いけれども清潔感あって良かったですね。とみやという旅館だったのですが、思い出深いし、また泊まりたいなと思いました。赤ちゃんと温泉デビューしたい方はぜひどうぞ

 

 

温泉街で野菜も茹でられる

 

ということで旅館から歩いて温泉街に行きます

湯村温泉はこじんまりとしているので温泉街のはじからはじまで歩いていけました

 

 

 

湯村温泉の目玉として“98度の源泉で好きなモノを茹でられる”というのがあるのですが、それ故に卵が高値で売られていたりします。ただ温泉神たる私としては万全の準備を行っており、

 

 

 

家から卵を持ってきました!

 

しかも手頃な網がなかったため洗濯ネットで茹でることにします!

 

 

 

これを荒湯という茹でるスポットに吊るします

ということで紐も用意しておきました

 

 

 

あとは待つこと15分です

洗濯ネットなので、こうやって見ると洗濯してるみたいですね

10分で温泉卵、15分で完熟卵になるそうです

 

 

 

のんびり温泉街に流れる川のせせらぎを聞きながら待ちます

 

 

 

卵以外に野菜も茹でられるスポットがありました。湯村温泉は重曹が混ざっているそうで、ただ単純に茹でるだけよりもアク抜きができておいしくなったり、豆腐や野菜がやわらかくなっておいしくなるそうです。温泉に入るだけじゃなくて生活に密着してる感が伝わってきて何だかいいですね

 

 

 

そんなこんなでゆで卵ができましたーー!!

 

 

 

湯村温泉で茹でると黄色くなるそうです

確かに黄色い。そして旅情というスパイスのせいかめちゃくちゃにうまい…

 

日本酒のお勉強もできる

 

この他にも温泉街の中心地に日本酒の勉強ができるスポットがありました

 

 

 

よく聞く一升びんというのも実物はこんなにでかいんだと仰天…

もう市販じゃ出回らないためこういう資料館でしか見れないんだそうです。なるほどー

 

 

 

ということで湯村温泉、どうだったでしょうか!

今まで兵庫といえば神戸や姫路のようなおしゃれスポットばっかり行ってた(近いので)のですが、まだまだ掘れば掘るほど魅力が詰まってそうな気がしました

湯村温泉、行かれてみてはどうでしょうか!

 

おすすめです。ぜひ卵を持参して茹でちまってください。それでは、ばいばいまたね