北千住駅から始まる輪行の旅
自転車に乗ってどこまでも。最近僕が惹かれているのは、「観光地じゃないけど、不思議な町」です。今回の自転車旅でも面白い風景にたくさん出会うことができたんです。たくさんの写真とともに、お送りします。
目次
1. 北千住に残る、少し危なくも温かい昭和の風景
2. 駅から出ればラブホテルしかない、異様な鶯谷
3. 終点は東京駅、走った後の飯はうまい!
1. 北千住に残る、少し危なくも温かい昭和の風景
地元・春日部から電車に乗って北千住へ。最近はいつも一緒の折りたたみ自転車ちゃんも電車に乗せてきました。
北千住は学生時代に良く来た町です。ルミネやマルイなどの百貨店、商店街を歩けば下町の活気、北千住にいるとどこか落ち着いた気持ちに慣れます。
そんな北千住には、駅から歩いて5分のところに昭和のような飲屋街があるんです。この道は社会人になってから知ったんだけど、夜になるとアルコールランプのようなほのかな灯りが至る所にともって、懐かしい気持ちにさせてくれます。
今回は昼だったけれど、それでもいい雰囲気でした。昭和という時代は少ししか生きていないのに、どうしてこう懐かしく感じてしまうのでしょうね。そういえば、一本入ったところには新しめなオシャレなバル街もできていましたよ。
こんな感じのオシャレなお店がたくさん並んでいるんです。しかも、その前には「熟女専門店」とかもあって、オシャレなのかエロスなのかがわからない…北千住は本当に楽しそうな町ですね。
2. 駅から出ればラブホテルしかない、異様な鶯谷
北千住を後にして走り続けます。三河島を経て辿り着いたのは「鴬谷駅」です。
この駅、関東では結構有名な場所ですね。何で有名かといえば、タイトルにもなっている「ラブホテル」です。山手線の沿線沿いから見える「ラブホ!休憩!宿泊!」の垂れ幕の弾幕。最初に見たときの衝撃は本当に凄かった。「もっと隠せよ」と。
そんな鴬谷駅、駅を出て5分も歩けば10軒のラブホテルに出会えます。よくわからん噴水があったり、
神社の隣にもラブホがあったり、
アジア風のオシャレな雰囲気だったりと、
それはもう色んな建物で溢れています。次の写真なんか、映っている建物全部がラブホテルです。
ラブホのオンパレード。そんな中ひとり自転車に乗ってパシャパシャと撮りまくる僕は、かなり異様な存在だったでしょうか。僕の他には外国人の人がパシャパシャとやっていました。日本のラブホ街って、外国人にとっては観光地なんだそうですよ。
3. 終点は東京駅、走った後の飯はうまい!
鴬谷を後にした僕は東京駅を目指します。途中、上野の不忍池を通りました。
ここでアヒルさんボートに乗ったカップルは別れるそうです。僕はその後、結婚しました。都市伝説ざまあ、ですね。ちなみに今まで3人の男の人とアヒルさんに乗りましたが、結婚した相手は女性です。
途中、スーパーでおにぎりを買っていきます。
上野、秋葉原と走っていくと東京駅の風景が見えてきました。
自転車で走ってみると、東京って小さいんだなっていうことに気づきます。今まで点と点でしかなかった、上野や、東京という駅たち。自転車でそれらの点を繋いでいくと、できあがった線の上には様々な顔が隠れていたんです。
駅から歩ける場所だけじゃない、レールから大きく外れて旅をするのも、なかなか粋なもんでした。