(この記事は2017年3月14日に更新されています)
断捨離を続けていたおかげで幸せとお金を手に入れました。
この記事では、なぜ一般人である私が
- 断捨離を自発的に始められたのか
- 途中でやめずに続けることができているのか、
- 断捨離のあとにはどんな効果があり、後悔があったのか
これらのことについてまとめました。断捨離が気になっている方、始めたけれど続かなかった方、他の人の断捨離生活をのぞき見したい方、そんなあなたにおすすめの記事です。
断捨離で始まった好きなものだけに囲まれる生活
私は旅行で出会う珍しい景色が大好きで、旅行ブログを書くようになりました。
読者さんからは、「旅行ばっかり行ってお金は大丈夫なの?」と言われるのですが、大丈夫です。心配ご無用です。余計なお世話です。
- 何で旅のお金に困らないかといえば、別の支出が減ったからです。
- 何で支出が減ったかといば、無駄なものを買わなくなったからです。
- 何で無駄なものを買わなくなったかといえば、断捨離の効果です。
ということで前置きが長くなりましたが、今回は断捨離を始めたキッカケをさらっとお話しして、
「断捨離のあと、部屋や服や本・自分の考え方がどのように変化していったか?」
をお話ししたいと思います。
断捨離(だんしゃり)ってそもそもなんだろう?
まずは『断捨離って何よ』と思われる方もいると思います。
断捨離(だんしゃり)とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。
うん、わけがわからん。
私は難しく考えずに、「本当に大切なものだけを残して、いらないものは捨てること。そうして大好きなものだけに囲まれること」と考えております。
実際、私は今そうした部屋で過ごしています。本当に好きなものだけに囲まれる生活というのは、予想以上に気持ちがいいことでした。
皆さんの部屋や机の上は、色んなもので散らかっていませんか?好きなものだけに囲まれていますか?部屋が散らかっていると、心も落ち着かなくなるそうです。
もしも今、不安や心配事があるならば、心の整理の前にまずはお部屋の整理から始めてみるのがいいかもしれません。
このページが、そうした方のお力になれれば、と。
断捨離を始めたキッカケは引っ越し
私が断捨離を始めたのは2年前のこと。今働いている会社に入社した時です。
断捨離を始めるまでの私の部屋は凄まじく汚く、床には本やものが散乱していて足場が少ない状況でした。まず片付けが好きじゃなかったのと、ものを捨てることにちょっとした抵抗があったのです。
- (´-`).。oO(いつか使うしな)
- (´-`).。oO(ものに囲まれていると、安心するんだよな)
ただ、そんなゴミ部屋の人生にも転機が訪れます。会社への就職です。
私の会社では一年目の研修が多く、その関係で一年に3回の引っ越しが予定されていました。同じ家に、長くても半年しか住まないことがわかっていたのです。必然的に部屋に物を増やしたり、散らかしっぱなしにすることができなくなりました。初めは戸惑いましたが、今となっては部屋が常に片付くようになったので感謝しています。
もう一つのキッカケは『こんまり』さん
誰もが引っ越しざんまいという環境にはならないでしょう。もう一つ、断捨離を始めたキッカケがありました。それはこの本。
ベストセラー好きであった私は、当時人気だった片付け本も「売れているから」という理由だけで読んでいました。この「何となくベストセラーだから読もう」というキッカケが、後の断捨離の精神を育てるとは、その時はまだ知らない。
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- 引っ越しばかりで物を増やせない環境になった
- ベストセラー好きで読み始めた断捨離本
これらの影響で断捨離に目覚めたのです。環境と、何となくだったのです。断捨離を始めたい人、続かなかった人は、とりあえず意識よりも環境から変えてみるのが良いと思います。意識には負けやすいですが、環境にはあらがえません。たとえば自分の部屋に友達を呼んでみるとか。その時に汚い部屋のままで迎えられるでしょうか、キレイな部屋で迎えたいのでは?
片付けモノを捨てる方法のコツと2つの基準
先程紹介した本には、物を捨てるコツを以下のように書いています。
物を捨てる基準は、それに触れたときめくかときめかないか
この本を読んでいると不思議と片付けをしたくなってしまうのですが、この「ときめき」という気持ちは未だに良くわかりません。疑問符プンプンです。
ということで、この本を読んで断捨離をし続けながら考えた、私なりの物を捨てる基準をお話しします。
- そのモノを、最後に使ったのはいつか。半年以上前なら捨てる
- そのモノが、視界に映っているのは幸せなのか。違うなら捨てる
この2つです。『幸せ』という感情だけでなく『半年前かどうか』というYes/Noでも判断できるので、シンプルで分かりやすいと思います。
一つは使わない物は捨てるということ
こういうと「いつか使うかもしれないから」という気持ちが芽生えますが、大丈夫です。そう思いながらも捨てたけど、あとあと後悔することは、意外とありませんでした。 本も服も、その他の雑貨も、意外と「いつか必要かも」と思いつつ捨ててしまっても、必要になることなんてなかったのです。
もう一つの幸せについて
自分の身の回りにあるものが、全て自分の好きな物だったらどう思いますか?机の上にはお気に入りの道具と、気に入ったコーヒーカップがあればいい。無駄な物がないからこそ作業は捗るし、好きな物が自分にパワーを与えてくれるんです。
だから使わない物と、自分を不幸にする物は捨てるのです。すると、幸せな物だけに囲まれる世界が、少しずつ近づいてきます。
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我ながらモノを捨てる2つの基準は分かりやすいと思います。片付け本にある「ときめき」という感情だけを基準にしてしまうより、「半年以内に使ったかどうか」という答えを出しやすい基準があった方が、人は判断しやすいんです。
服を断舎離する方法断捨離したあとの服
服を断舎離するコツは半年以内の法則
元々はセレクトショップの服とかも着ていました。シャツに1万円とか払っていたこともあって、今となっては頭オカシイとしか思えません。
服を断舎離するコツは「半年以内に着たかどうか」で決めました。服は季節物ですので、半年以内に着なかったということは1年後も着ないんです。「いつかは着よう」は来ないんです。
しかしブランドものの服は売りづらかったですし、ユニクロとかでも「捨てるのはもったいないな…」という気持ちもありました。ですのでヤフオクや、フクウロという古着買取サービスを使って一気に売却しまいました。
ヤフオクのメリット
まず「自分で売りたい派」の人はヤフオクが便利です。
ヤフオクなら一つ一つの値段を自分で付けれますし、服だけじゃなくて家電や本など何でも売ることができます。ヤフオクについてはこちらの記事で高く売る方法についてまとめています。
フクウロのメリット
次に「全部を業者におまかせで売りたい派」の人はフクウロが便利です。自分でやる作業は服をダンボールに入れるだけなので非常に楽に服を現金化できます。
私はハイブランド品はあまり持っていなかったのですが、それでも2万円くらいにはなりました。
スピード買取.jp
フクウロは主に服が買取の対象です。ブランドカバンや時計、宝石などは坂上忍さんがCMをやっているスピード買取.jpで買い取ってもらえました。こちらのサービスでは、以下の4つが利用の決め手でした。
- 着物、切手、ブランド品、毛皮、アクセサリー、ダイヤ。あとは骨董なんてものも色々買い取ってくれる
- 電話で問い合わせできるので簡単
- 最短30分で現金化可能
- 毎月10,000件以上の利用者がいる
現金即払いなのが嬉しいのと、珍しいものまで何でも買い取ってくれるのが良かったです。
断舎離したあとの服
断捨離を進めるに連れて、服に限らず「シンプルなモノ」を好むようになりました。結果として「シンプルな服」だけを着るようになりました。
会社に行く時の服(夏)はユニクロのポロシャツとスキニーパンツだけです。ポロシャツは同じデザインのものを色違いで3つ持っていて、スキニーパンツも色違いで2つ持っています。インナーに関してはまったく同じものを3つずつ持っています。ちなみに会社は私服通いです。
服を選ぶ基準は『シンプルな機能性』へと変化
今の私の服を選ぶための基準は
- シンプルなデザイン
- 速乾性がめちゃめちゃ高いという機能性(洗濯後3時間くらいで乾く)
- 安くてスグに買い足せる価格
服にはデザインよりも『機能』と『清潔感』に気をつかうようになりました。また、月の服代も平均すると1000円以内に収まるようになりました。さらに、洋服ダンスも40cm四方のものが1つで良くなりスペースもかなり空きました。
「服を入れる場所がなくて収納スペースを増やす、大きいクローゼットのあるお家に住みたい!」という考え方になりがちですが、まずは入れる服自体を減らしてみるというのも一つの考えですよね。
選ぶ服の種類が少なくなると、服について考える時間や服のためにかけるお金がグッと減ります。これは強大なパワーが有ります。服については毎朝選ぶ時間がなくなるため毎日に影響を与えられる。服のためにかけるお金は支出の約1割とも言われています。いかに強い影響があるか、わかっていただけると思います。
本を断舎離する方法断舎離したあとのつきあい方
本を断捨離するコツ
断捨離をして効果が大きいのは洋服と本です。本についての断舎離するコツも「半年以内に読んだかどうか」で決められます。特にビジネス書やなどは、半年後に同じ本を読みなおすのではなく、短期間でしっかり身につけて次のステップの本に移るのが良いと思っています。
洋服と一緒でただ捨てるのはもったいなかったので、メモや折り目をつけてないものは売却しました。
断舎離したあとは本との付き合い方が変わる
またどうしても読み直したい場合は、近くの図書館に本がおいてあるかどうかを調べてみました。すると結構あるんです。ないときはリクエストもしています。図書館の本をちょっと遠くにある自分の本棚のように考えるようになってから、手持ちの本が1000冊から10冊以下に減りました。
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その他の断捨離方法についても気になる場合は、コチラの記事にまとめましたので良かったらお読みください。
断捨離した後の部屋
断捨離をする前は足の踏み場もなかった部屋でしたが、度重なる引っ越しと断捨離により私の部屋は見違えるようにキレイになりました。
断捨離前と比較すると、
- 床に物が置かれなくなった
- 机の上が常にキレイになった
- 部屋には家族の写真や作品だけが残っていった
という良い影響が生まれています。
自分の心にノイズ(雑音)を与える床や机の上の物がなくなり、結果として残ったのは大事な家族の写真や作品だけ。断捨離はモノを捨てる作業ですが、自分の好きな物だけを残していく作業でもあるのだなと実感しました。
断捨離で変わった目線
こうして断捨離の思想が2年という時を経て、徐々に身体に沁み込んでいました。そうして慣れが生まれてくると、どんどんとシンプルなものが好きになっていきます。
写真左はAppleがデスクトップパソコンとして出しているMac miniという製品です(あまり人気はないけど熱狂的なファンは多いらしいです)。
一冊の本くらいの大きさしかありません。右にある比較対象はiPad。簡単に持ち運べるサイズ。これがノートじゃなくてデスクトップパソコンだなんて、信じられますか?
こういった必要な物だけを残して、簡素に仕上げた物を好むようになりました。ちなみにApple信者ではありません。スマホはアンドロイドです。
追記:遂にMacとスマホまで断舎離しました。詳しくはこちらから!
Chromebook Flipが便利すぎてMacとWindowsには戻れなくなった – きょーちか旅行ブログ
ASUSのZenPad 3を買ってみた感想!タブレットだけあればスマホは不要か検証しました(iPad mini4やMedia Pad T2との比較付) – きょーちか旅行ブログ
断捨離してしまったことによる後悔
最後に、断捨離を始めてからの後悔についてお話しして終わりにしようと思います。
断捨離の後悔は、「ノイズ(雑音)を捨てたくなってしまうようになった」ということです。どういったこと、でしょうか?
例えば友達や家族の家に行った時のこと。
床に物が置かれていたり、机の上の作業スペースがなかったりすると、(私にとって)無駄に見える物を捨てたくなってしまうのです…
- 「こいつらはこの部屋でどう生活しているんだ…」
- 「机の上のレシートは捨てたいな…」
- 「本は本棚に入れたいな…」
他人の部屋に行った時に、モノが散乱していることが気になってしまう。ノイズのない環境に慣れすぎたせいで、「(私にとって)ノイズだらけの部屋に対する抗体」が弱くなってしまったのかもしれません。
だからといって勝手に人の部屋を掃除できるわけでもないし、将来的には他人のノイズは許容できるようになりたいですね・・・
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こうした後悔もありますが、断捨離によって私らの部屋は幸せに感じる物だけが残っていきました。また、必要な物だけを手に入れるようになったため、無駄な出費が減りました。
その分、自分たちを幸せにする旅行に行く機会がグンと増えました。 結論としては断捨離を始めてよかったと実感できています。ものが少し多いと思ったら、少しずつで良いので断捨離を始めてみてはどうでしょうか。
最後に、このブログを読んで「もっと断捨離について知りたい!極めたい!」という方におすすめの本を紹介します。
著者である四角大輔は男性ユニットのケミストリーを手がけた有名アーティストであり、ミニマリストでもあります。現在は東京とニュージランドの湖畔を行き来する生活をしていて、「モノのない身ひとつの生活」を体現されています。
本の中ではモノを捨てる方法はもちろんのこと、「モノを捨てた先にある未来はどんなに豊かで生きやすい世界なのか」を語ってくれており、モノを捨てることがとても魅力的なことなんだと教えてくれます。
最後になりました。みなさん、断捨離で始まる、「好きなものだけに囲まれる生活」をぜひ送ってください。以上、「断捨離2年後の効果|変わる方法・捨てた後悔・本と服を整理するコツ」でした。それでは!