石垣のスーパーは珍しいものがいっぱい
観光地に行ったらしたいことがあって、それがスーパーへ行くことなんです。スーパーってどこにでもあるようで、その地に住む人ならではの食文化を感じられる場所なんですよね。
まさかのゴーヤが4種類
特に石垣島なんていう沖縄の離島ともなると、さらにおもしろくなっちゃいます。まずは沖縄と言えば!のゴーヤです。本島でも育てやすい野菜・グリーンカーテン用にゴーヤが家庭菜園で育てられるケースは多いですが、本場の石垣でもそれは同様。
しかし、その種類の量が違います。なんと4種類もあるんです。石垣の人は本当にこれらの違いを理解して育てているのだろうか…
他にも野菜コーナーには名産のスナックパインや聞いたことのない野菜などがたくさんありました。ほとんどの野菜が石垣島産であり、石垣の自給力がいかに高いかを物語っています。
よもぎも売れるんだね。
こういう遊びはしちゃダメですよ。というか実際の名前忘れました…うんちゃーだったかな…
沖縄の人は豆腐が大好き
石垣の料理に多かったのは、実は豆腐です。チャンプルーにも、煮魚の付け合わせにも、揚げ物にも。至る所で豆腐が顔を出します。
沖縄の豆腐は島豆腐と呼ばれおり、その製法はチャンプルーなどの炒め物に合わせて水分が少なめなんだそうです。ホロホロの豆腐はダシをよく吸ってとっても美味しい。値段も安いし、体調が悪くても食べやすいし。暑くて食欲がなくなりがちな沖縄特有の理由もあるのかもしれませんね。
今回はピーナッツを使っているジーマーミ豆腐を購入しました。おやつ感覚でも食べられてこれはうまい!
ミミガーやラフテーだってスーパーにあるさー!
沖縄の肉料理といえばしっかり煮込まれたラフテーや、豚の顔の皮であるミミガーです。これらは観光客向けの商品ではなく、沖縄の人たちが日々食べている食材ということが、スーパーの陳列でわかりました。
八重山そばも日常食のようです。
ウインナーのコーナーよりも大きな場所で、ラフテー・ミミガー・ソーキなどが並べられています。僕たち夫婦もミミガーを一袋買って部屋でいっぱいやることにしました。ビールは沖縄のオリオンにしようかと思ったのですが、せっかくなので石垣の地ビールと泡盛で。
ミミガーは酸っぱくてしょっぱい感じがちょうど良く喉を乾かせてくれます。地ビールは東南アジア系の発酵が強い味でした。泡盛は、ちょっと僕たち夫婦には…
スーパーの食材でも十分その土地らしさを楽しめる。また旅行に行ったらスーパーにいきたいな!ぜひ皆さんも、旅の途中でスーパー寄ってって!
実際に泊まった格安の民宿
石垣島にはビーチ沿いのリゾートホテルも多いですが、今回僕は魅力的で個性的な格安民宿にお泊まりしました。この民宿、安いだけじゃなくて色々と凄かったんですよ!
木のぬくもりであふれるお宿
石垣島には民宿が山ほどあります。しかし、ネットで検索してもあまり見つけることはできません。なぜなら未だにネットに登録されていないところがたくさんあるからです…!
町を歩いていると素泊まり1000円とかいう看板を時々目にしては、「石垣島はLCCもあるし民宿も安いし何度でも来れるんだな…」と思うのです。
そんな中、僕はじゃらんで見つけられた旅籠むら工芸の宿さんに泊まりました。
ここの決め手は2つあります。
まず一つは価格。休日でも一泊3000円の価格、場所は市街地、部屋はめちゃ広い、で文句なし。
もう一つは個性。ここの店主は木工職人らしく、部屋の壁から机、物置に至るまで全て手作りの木で埋め尽くされていました。
僕たち夫婦は木のぬくもり、手触りが大好きで、「絶対ここいいじゃん!」と出発前から大騒ぎしていました。洗濯機やレンタサイクルも無料で使うことができ、サービスも大満足で言うことなし。石垣島に泊まるならまたここにしよう、と心に決めています。
美味しいご飯やギャラリーもある
ここではおいしい晩御飯もいただきました。元々は予約していなかったのですが、飲食店のあまりの混み具合に食べる場所が見つからず、翌日は民宿で食べることにしたんです。
余談ですが、石垣島は予約をしないと飯にありつけないと言っても過言じゃないほど混み混みします。
お宿でいただいたのは石垣島のおさしみとアオサ汁、そして色々チャンプルーでした。これだけついて800円は安い。しかも味も文句無しにうまい。利益度返しにもほどがあります。夜は居酒屋もやっているようですが、ほぼ宿の人しか使っていませんでした。人気はないけどめっちゃうまいっていうのは本当にいい。
飲食スペースの隣には木工職人さんの店主さんの作品もたくさん置いてありました。
こうやって民宿を開き、奥さんの作品を置くのって僕の夢なんですよね。そして畑で採れた野菜でピザを焼くんです。この民宿は、僕の夢を広げる場でもありました。
かわいい接客係のクロエちゃん
看板娘のクロエちゃんです。人懐っこくてかわいい。
石垣島は至る所に猫が転がっていました。歩道を埋めるように伸びているやつもいて、東京なら確実に踏み殺されているような状況です。
レンタカーのお店にいた猫も、今回の民宿も、両方ボロボロの猫を拾ってきたというエピソードでした。人がたくさんいる新宿の駅で人が倒れたとしても、多くの人は見て見ぬ振りをするそうです。しかし、人の少ない田舎で人が倒れれば、すぐに助けに来てくれる。
この石垣の猫を見ていると、そうした田舎の助け合いとか見て見ぬ振りをしない心を感じることができました。ばいばい、またねクロエちゃん。
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