日本で唯一の髪の毛の神様
髪の神様。実は日本には一人しかいないそうです。一人というか一神というか。今回はそんな大事な髪の毛に関するお話。
目次
1. 竹林の道を抜けた先にある「日本唯一の神社」
2. 髪の毛の神社だと思うと、普通の神社とは異なって見える…!
3. 献髪というまさに髪頼みのバクチ
1. 竹林の道を抜けた先にある「日本唯一の神社」
竹林の道を歩いていると、降り出した雨がサワサワと笹を揺らし始めました。京都CMの代名詞となったJR東海が送る様々な景色の一つです。
こんなにも人が多いのに、笹が揺れる音がゆっくりと聞こえる。自然と人々の気持ちを鎮める、そんな力がこの道にはあるのかもしれません。
そんな道を抜けるとすぐに現れるのが、今回の目的地「御髪神社」です。竹林の道を抜けてすぐという立地にも関わらず、多くの観光マップには載ってすらいません。地元の地図でさえも省略されていることが多いのです。
2. 髪の毛の神社だと思うと、普通の神社とは異なって見える…!
「髪は人身の最上位にあり、造化の神より賜った美しい自然の冠である」という立て札に書かれた言葉。ここまで髪のことを美しく形容したものを始めて見ました。さすがは髪の神…
手を清めるはずの手水舎も、ここに至ってはもしや髪を清めるべきなのではという想像までもが働きます。傍らにはフサフサの猫がおり、やはりここは髪の神が宿る場所なのだと確信しました。
写真には残しませんでしたが、ここの絵馬のセンスは逸脱です。
「この世から戦争とハゲがなくなりますように」
そんな絵馬が所狭しと並んでおり、笑ってはいけないのだろうけど少しにやりとしてしまいます。
3. 献髪というまさに髪頼みのバクチ
ここには自分の髪を献上するという「献髪」というものがありました。実際にやられてる方もおり、どういった気持ちで行われるのか少し気になる所です。少ない髪を神に献上して「増やしてください」と願う姿は、まるで少ない金を増やしてくださいとスロットに投入している姿と重なります。
気になるのはその行動だけでなく、少し上の方も気になります。というかこの神社にいる人、どれくらい髪の毛が生えているんだろうってちらりと見たくなります。
そうした気持ちを抑えて視線を下へと逸らすと、先程の手水舎でフサフサの猫が喉を潤していました。髪の毛洗わなくて、良かった。
小さな神社ではありますが、しっかりとしたお守りが買える場所です。実は僕も2回買いました。是非皆様も、大切な髪をいつまでも残すためにも一度赴かれてはどうでしょう?
今回のおでかけスポット
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