京都の古民家をリフォームしてきました!
僕の将来の夢のひとつに「家を自分で作る」というものがあります。そう話すと鼻で笑われたりするんですけど、割と本気です。セルフビルド(自分で家を建てること)の本も読み始めました。
そんな今日。
「知識だけじゃなく行動せなあかん(関西人風)」
そう思い立ち、ネットで見つけたワークショップに参加してきました。今回はそんなワークについての体験レポートです!
目次
- どうやって見つけたの?
- どんなことをしたの?どんな技術や知識が身についた?
- 他にはどんないいことがあった?
1. どうやって見つけたの?
読書家の僕ですが、「2014年度、最も影響を与えた本」を挙げるとすれば、こちらの「フルサトをつくる」という本になります。
内容はAmazonレビューに任せますが、僕はこの人の価値観に共感しました。そして今回のワークショップは、この著者自身が開くイベントでもあったのです。つまり夢の著者と一緒に仕事をしちゃったということなんですね!
2. どんなことをしたの?どんな技術や知識が身についた?
古民家改修といっても、10人の参加者は釘すらも触らない完全など素人。そんな僕らが、まさか1日で家を建てられるわけもありません。ということで、今回は建物の床だけを張ることになっていました。
しかし、初心者といってもやることは本格的!
電動ノコギリで木材を切る!
こういう道具って、使い方は簡単なんです。だけど、一歩間違えたら一瞬で指をなくす道具。きちんとプロから、危険のポイントを習わないと使えないですよね!
今回はそんな機材の使い方も学べました。しかも今後は送料のみで貸し出してくれるそうです!自給力が上がる〜!
測る!
僕は生産系の技術者であるため、精度についてはかなりうるさく言われてました。これだけデジタル機器が溢れてしまうと忘れてしまいがちですが、自然のものには誤差があり、その誤差が時にとんでもない問題を引き起こします。
例えば、最後の板がはまらなくなってしまうとか…
そうしたことが起こらないための
「測る技術」
これを学べたのは大きいです!
釘を打つべし!
「釘くらい打てるわ」
そう思いますか?それは素晴らしい。だけど、今回習う釘打ちはかなり本格的でした。
だって、打ち終わった釘が見えないんですもの!
資材を手に入れろ!
木材ってホームセンターにも売ってますよね。でも、その時点でもう、損してます。
資材は「現地で手に入れる」のが一番安く、いいものが買えます。具体的には「県名+製材所」と検索する。すると、大体のところは良い商品を送料無料で運んできてくれるそうです。
4mもの木材を、何十枚も自分で運べないですもんね。こうした知識は地味だけど、知ってるか知らないかで大きな差が開きます。
また、先程の「釘が見えなくなる技術」は材料も重要です。実加工という凹凸のついた木材を手に入れることで、プロのような釘の見えない継ぎ目を作り出せます!
3. 他にはどんないいことがあった?
今回は床張りリノベーションの技術だけでなく、「日本人の力」と「ワークショップ運営への可能性」を感じました。
日本人の力
最初は初心者で右も左もわからない僕たち。片手にカナヅチは持てど、その手をうまく動かすことはできませんでした。
しかし、作業が後半になるにつれ全体を見渡し、「今自分が何をすべきか?」を考えて行動できるようになるんです。こうして、放っておいても最適な行動ができるあたり、日本人は凄い!と思います。
ワークショップへの可能性
冒頭でも述べましたが、このワークショップは僕の憧れの人が運営してました。が、良い意味で伊藤さん(運営者)は普通の人でした。喋り方は理系大学生のように穏やかで、柔らかいオーラを持っている。
「リーダー!運営者!」という感じの人ではありません。だけど、そうした伊藤さんを中心にして人々がどんどんと成長していきました。
こうしたワークショップって、いわゆる「ガンガン系の人」じゃないとできないのかなと思っていたんです。体育会系部長です!みたいな人。
だけど、伊藤さんはそういう感じではない。「凄い人」なんだけど方向性は違う。何だか僕ら夫妻に似ている気がしました。
「もしかしたら僕らにもこうしたワークは開けるのかもしれない」
そうしたことを自分たちの可能性を感じた一日でもありました。
色んなことを学べる珍しいの体験!
これだけ情報があふれた世の中。
自分だけに合うような、狭くて面白い体験は色んなところに転がっています。
またこうした面白い体験があれば、こちらのブログで紹介しますね!
今回の体験はこちらから