トンネルを抜けるとそこはもう古都であった。
産まれて一ヶ月になった息子を連れて、奥さんと京都に行ってきた。赤ちゃんと行く京都は初めてだったけれど、とても楽しい一日になった。
今回は旅の思い出を写真とともに振り返りながら、「赤ちゃんと旅行に行くのはどんな感じか」「持って行ったほうが良い荷物」についてもまとめてみる。
京都観光でまわった場所
今回も日帰りで京都に行った。大体のルートと時間はこんな感じ。
11:00 京都駅
11:30 平安神宮・ロームシアター・岡崎公園
13:00 アラシのキッチン(カレー屋)
15:00 梅小路公園・京都水族館
京都駅
GW中の京都だったので混んでいるのかなと思ったけれど、意外とそうでもなかった。平安神宮まで行くバスは清水寺と祇園も通るので、実は1,2を争うほどに混んでいる。ひどいときはディズニーランドのような大行列になっている…
混みすぎているとバスターミナルでは収まりきらず、京都駅にまで列が続いていくことそうだ。「最近は京都駅の人とケンカすることが増えたよ…」と市バス整理のおっちゃんが言ってた。大丈夫か京都。
一言メモ
市バスおっちゃん曰く5月以降はしばらく京都は空いているそうです。特に夏休みの8月がいいそう。京都の夏の暑さはすごいのでお客さんが減ります。
市バスに乗るなら問答無用でバス乗り放題券(500円)を買いましょう。京都の市バスはここ何年かでものすごく乗りやすくなりました。京都駅には案内の人がたくさんいるので迷うことのほうが難しいです。聞きましょう。
平安神宮・ロームシアター・岡崎公園
バスを降りるとすぐにバカでかい鳥居が目に入る。
あんまりにも大きすぎるもんだから神聖な気持ちはまったく浮かず、ただただ「でかいなぁ…」という感想しかわいてこない。それがいいんだけど。
そろそろ授乳しても良い頃だったので、新しくなったロームシアターで授乳することに。オムツ替えのベッドもあるし、ミルクの人のためにお湯も出るし、そして何よりきれいで感動した。
奥さんが授乳してくれているあいだにロームシアターを見学してみる。ちょうど京都国際写真祭がやっていて、無料だったので入ってみることにした。
(写真はOKでした)
テーマはガンを告知された貧乏な中国人が、格安列車旅行をしているあいだに撮った写真らしい。見ていて、すごいなぁ…と思った。いくつかの静止画を見ているだけで発展途上国としての中国に住む人々の生活が伝わってくる。
にしても貧乏人なのに良いカメラ持ってんなぁ… 京都国際写真祭は京都市内のいたるところでやっていて、町全体が美術館みたいになっているそうだ。おもしろいなぁ。
まだ時間があったのでこちらの記事でも書いた蔦屋書店にも寄った。普通のツタヤとはまったく異なる「本に出会える」感じがすごくワクワクさせてくれる。
一言メモ
近くの授乳スポットを探したい場合はこちらのアプリがおすすめです。
授乳室やオムツ替えの場所を検索できるすぐれもの。スポットごとに口コミもあるので参考になります。
アラシのキッチン
お昼時になり二人の意見が「ナンを食べたい」ということでなぜか一致したのでカレーを食べることにした。夫婦って似るのかな。
平安神宮から歩いて10分くらいの場所にあったアラシのキッチン。インドカレー屋は入った瞬間の異国な感じがいい。きらびやかな感じと原色でチカチカする感じ。たまらん。匂いもほのかにスパイシーでいいんだよなぁ。
梅小路公園・京都水族館
ご飯を食べ終わったあとは京都駅近くにある梅小路公園に行った。梅小路公園には京都水族館と京都鉄道博物館が併設されていて、いま熱いスポットだ。
本当はどちらかに行こうと思っていたんだけれど、あまりにも公園で遊ぶ人たちが楽しそうだったのでのんびりとピクニックを味わうことにした。そろそろ授乳タイミングだったので、ケープを使って息子はおっぱいを飲み始めた。
梅小路公園は春にも行ったけれど、梅がいたるところで咲くのでキレイだった。
子どもができてから公園の良さを再確認している。公園にいる人たちを見ているとみんな幸せそうだ。つらくなったら公園に行けばいいと思ったんだけど、独身のかたにとってはつらいんでしょうか。
京都水族館でオムツ替えをして京都駅に戻った。水族館の授乳スポットは特別にキレイで驚いた。
一言メモ
授乳ケープはこれを使っています。
デザインだけでなく機能もいいものを探していました。服がずり落ちないようにストラップで工夫されています。360度隠せるタイプなので裏側からも見えなくておすすめです。
おまけ 京都駅
京都駅の伊勢丹で九州市をやっていたので愛しのしろくまを食べに行った。
白くまってなんでこんなに美味しいんだろう…
のぼりには「頑張ろう熊本!頑張ろう九州!」と書かれていた。私も僭越ながら白くまを食べて九州にお金を落とします。
感想とまとめ
1ヶ月の息子と行く初めての京都、とっても楽しむことができた。回るペースがのんびりになってしまうけれど、その分だけゆっくり景色を見たり何かを考えたりすることができた。
息子と一緒にいると話しかけられたり席を譲ってもらえたりすることが多い。今のところ子育てにストレスを感じたことはないし、抱っこをしているとあたたかくなる。
子どもが好きではなかったのに息子はかわいくて、やはり遺伝子的に子どもを愛するように人間はできているんだろうなと思った。父性はいつか勝手にできるものなのかもしれない。そんなことを考えた京都旅行。
おーしーまいっ