ハーフマラソン初心者が”練習せずに”完走できた3つのコツ・当日の心得

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完走するための3つのポイント!

今回僕が紹介するのは「完走するための練習法」ではありません。マジメにコツコツと練習したい方、ごめんなさい。この記事では不真面目な僕が、身体ではなく頭を使って、「練習せずにハーフマラソンを完走する方法」をお伝えしていきます。

もちろん、コツコツ練習されたい方も呼んでいて損はありません。練習法と本番の心得の両方を知っていれば、向かうところ負けなしです。

目次

  1. 無理しない。頑張りすぎないことが完走につながる
  2. 止まらない。止まった瞬間リタイアの危険に襲われる
  3. 発想の転換。苦痛を脳に感じさせないテクニック

ちなみに僕のスペックは以下のようになります。参考までに。

  • アラサー
  • 運動部の所属経験はない
  • 人生で最も走った長距離マラソンは10km(高校)
つまりハーフマラソン当日まで、10km以上走ったことがなかったんです。我ながら舐めてますね。そんな僕でも、これから説明することを大事にしていたおかげで完走できてしまいました。

1. 無理しない。頑張りすぎないことが完走につながる

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photo credit: Ian Sane via photopin cc

完走するために最も重要なこと。それは「ケガ」と「足が吊ること」を避けることです。それはなぜか?

どんなに呼吸がキツくても、どんなに身体が痛くなっても、「苦しいこと」というのは我慢できます。しかし、痛いことというのは、我慢できないんです。特に練習の少ない僕たちは、足が吊りやすく・ケガの危険性が非常に高い…

現にマラソン当日も、後半になると「歩く人」が増えていきました。そうした人の多くが怪我で足を引きずる人・吊った足を伸ばしている人たちです。つまり、「やばそう」と思ったら無理せずゆっくりと走るのが最善の策。それが結果としてタイムを縮めることにも繋がります。

2. 止まらない。止まった瞬間リタイアの危険に襲われる

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無理しないことも大切ですが、一方で、止まらないで走り続けることも大切です。実は僕も、何度か足を吊りかけたタイミングがありました。それは「給水所」です。

なぜかというと、給水所は飲み物を取るためにペースを落としたり、混んでいた際は歩かないといけないんです。こうして急にペースを落とした時にこそ、足を吊るという危険が潜んでいます。

ですので、疲れていても、歩いたり、立ち止まるのはやめましょう。ペースを落としてでも、走り続けることが「痛くない完走」への着実な一歩なのです。

3.発想の転換。苦痛を脳に感じさせないテクニック

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ゴールに大事なのは「豚汁」です。「いきなり何言ってんだこいつ」と思われそうですが、これも一種のメンタル法。マラソンで辛い時に有効なのが「別のことを考えること」であり、特に「ゴール後の楽しみにする」ことが重要なのです。

それによりこの苦行のようなマラソンも、楽しみへの途中過程へと変わります。そしてその楽しみがご飯なのであれば、走れば走る程そのご褒美がうまくなっていくのです。

折り返し地点を過ぎたときからは、僕はもうずっと豚汁のことを考えてました。「と・ん・じ・る。と・ん・じ・る」というテンポで呼吸をする程。終わった後に食う豚汁、マジでうまかったな…マラソンの醍醐味の一つが、この走り終わったあとに感じられる快感なのだと思います。

走り終わってみて

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photo credit: wallyg via photopin cc

こうした3つのポイントを大事にすることで、無事に怪我せず走り続けることができました!もちろん順位やタイムは良くなかったです。でも今回の目標はしっかり達成しました!豚汁も本当にウマかった!

最後に走っていて気づいたことを一つ。沿道で応援してくれている地元の方がたくさんいたのですね。そうした人たちって、もうオウムのように「頑張って!頑張って!」というのですよ、当たり前ですけど。

正直最初は嫌だったんです。「頑張ってる人に頑張れって言うから鬱病になる人増えたんやで」なんてひねくれていました。

でもですね、18km地点くらいで本当に辛くなっているときのこと。やっぱり沿道の方は変わらず「頑張れ!あと少しだよ!」と言い続けるんですよ。だけど、この時の私の心境は、ひねくれものとはちょっと違っていました。

なんでですかね、極限まで追いつめられて頭おかしくなっちゃったんですかね。「声援もいいもんだな」と思えました。それではみなさんも頑張ってくださいね!頑張って! さあ頑張って!