奈良に行ったら東大寺行きますよね。理由なんて不要です。
ただし、実は今まで3回も東大寺に来ていたのですが一度も大仏様を見たことがなかったんです。
理由は簡単「お金がかかるから」です。
しかし4回目の今になって、「さすがに今度こそ見よう」となり、大仏さまを拝んできましたー!
世界遺産東大寺
「奈良公園」1,100頭を超える鹿
東大寺まではバスで行きました。意外と駅から遠いんですよね。
東大寺前の奈良公園にたどり着くなり、奈良のシンボルに出会います。
鹿です。
神の使いとされている鹿は当たり前のようにたむろってます。
1,100頭もいるそうです。
ここらへんはまだ鹿よりも人間のほうが多かったのですが、東大寺は奥へ進むほどに人間よりも鹿のほうが多くなっていきます。
「南大門」ムキムキ金剛力士像
鹿と戯れながら進んでいくとまず目に入るのが南大門。
単純に「南にある大きな門」だから南大門です。
意外と簡単なネーミングですね。
南大門の中には「あ・うん」で有名な金剛力士像がおりました。
逆三角形の身体が力強い…
南大門は鎌倉時代に再建されており、数ある建造物の中でも歴史を感じる風合いがありました。
大仏殿の再建が1709年なので、1200年代の鎌倉時代再建というのはかなりの年を重ねているのですね。
「東大寺ミュージアム」大仏の手と記念写真
南大門を過ぎてスグにあったのが東大寺ミュージアム。
手でかい。
こんな感じでで大仏さまの手が展示されています。
ちなみに大仏さまの中指は僕の奥さんと同じくらいの高さ(150cmほど)らしいです。
「大仏殿」スターに会える
メインである大仏殿へ。
こちらは中門という大仏殿へと入る門です。
通常時は閉鎖されていて脇から入るのですが、今回は運良く通ることができました。
大仏殿もでかいです…
奈良に来るとすべてがでかいのでいちいち驚いてしまう。
これで創建当時の3分の2の大きさだそうです。
木造建築では世界最大級の大きさというから驚き。
そして中に入ると出会えるのが、、、
奈良の大仏こと盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)です!
日本最大の金銅仏です。
「日本最大」だらけで感覚が麻痺してきますね。2番じゃダメなんですか?(蓮舫)
名前の盧遮那(るしゃな)というのは光り輝くという意味であり、創建時は金箔が塗られてピッカピカに輝いていたそうです。
南大門のムキムキ金剛力士像と比べると、大仏さまはでっぷりと太っていて優しい顔をしています。
これは造られた時代の違いからくるもので、大仏さまは信仰の時代、金剛力士像は武士の力強い時代にできたものなんだそうです。
ちょっとわかると楽しくなる仏像。
「二月堂」奈良市街を一望
大仏殿を出てからは山のほうを登っていきます。
寝ていた子どもが起きました。
鹿と会うと「泣く子」と「襲う子」に分かれると民宿の人に聞きましたが、うちの子は「固まる子」でした。
注意深く観察しているのかもしれん。
かき氷が美味しい季節になってきた。
二月堂が見えてきました。
年季を帯びた柱の色がカッコいいな…
この漆黒の色は線香の煙なども関係しているそうです。
二月堂からは大仏殿、奈良市街が一望できました。
奈良市は高い建物がなくて遠くまで見渡せて気持ちいい〜
「若草山」人より鹿が多い場所
二月堂から5分ほど歩いて若草山へ。
ここに来ると人の数がグッと減り、代わりに鹿の数が増えていきます。
圧倒的に鹿のほうが多くなる場所です。
鹿を独占したいなら絶対に若草山ですね。
有料だけど整備されたエリアもあり、ピクニックするのも良さそう。
ちなみに春日大社の神主様が言っていたけれど、芝の整理は鹿が勝手にやってくれるそうです。
あとがき
「でかい!」というだけで奈良の大仏さまを扱ってきましたが、造られた時代や何でできているかまでを含めると面白さ倍増でした!
ルールの分からないスポーツがつまらないのと一緒で、歴史や宗教を知らない奈良観光はちょっと物足りなかったようです。
少し勉強していくだけで観光は面白くなるんだと実感。
もちろん前知識無しで鹿と遊ぶのも楽しいんですけどw
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
東大寺
所在地: 〒630-8211 奈良県奈良市雑司町406−1