世界遺産・薬師寺を見に行ってきました。
薬師寺って薬っぽい名前だなと思っていたら、天皇が皇后の病気の回復を祈って建てたそうです。
小難しい話はとりあえず置いといて、「薬師寺は寺院の中でもカラフルで美しい!」と感じましたのでぜひ写真を見ていただければと思います。
薬師寺
薬師寺は近鉄線・西の京駅の目の前にあります。
駅を出てみるとまずは鮮やかな緑のアーチがお出迎え。
6月中旬の暑い日でしたので、涼し気なアーチが爽やかな気持ちにさせてくれます。
「東院堂」シックな建物
境内に入ってスグ現れるのが東院堂。
鎌倉時代の建物らしく、薬師寺にある他の建物と比べるとかなりシックです。
こっから出て来る建物たちはみんなカラフルなんですよ!
「中門」色鮮やかな仁王
門を守っていたのはカラフルな仁王天。
東大寺にいた金剛力士像は裸で色なしだったので、ずいぶんと雰囲気が違います。
「中国っぽいねー!」と話していたら、あとで調べたら薬師寺の白鳳文化は「日本らしさが花開いた時代」らしいです。
歴史って難しいですね。
「金堂」整った美しさ
中門をくぐると鮮やかな建物が続々と現れます!
まずは金堂。
ここまで細かい色使いがされている寺院って初めて見たかも。
中国のような派手さもありながら、日本の質素な感じもありますね。
「西東」
こちらの西東も金堂と同じで色使いがキレイです。
この時代の色使いのことを、緑を表す青(あお)、赤を表す丹(に)と呼び、「あおによし」という奈良の鮮やかな文化を表しているそうです。
鹿男あをによしってそういう意味だったんですね。
「東塔」改修中
東塔は110年ぶりの改修中でした。
でかすぎでしょう…
「大講堂」
蓮がキレイ。
東僧坊という建物では修学旅行生がお坊さんのお話を聞いていました。
「無理やり聞かされているんだろうな」と思っていたら、ドッカンドッカンと頻繁に笑いが巻き起こるんです。
以前に僕も京都でお坊さんの説法を聞いたことがあったのですが、確かにその時も笑い転げていたのを思い出しました。
お坊さんの話って難しそうにみえて結構おもしろいんですよね。
今度聞いてみたいな。
「玄奘三蔵院」西遊記で有名
広い薬師寺をてくてく歩いていきます。
砂利敷の場所がまったくなく、本当キレイに整備されているなー
こちら六角形の建物は西遊記で有名な三蔵の遺骨がある場所です。
奈良に来てからこういう形の建物をよく見るのですが、お墓みたいなもんなんですかね。
建物の中央には「不東」と書いており、インドへと旅立った三蔵さまが「絶対に東には帰らない」という決意を表しているそうです。
ここで実際に建物を見ているときはものすごくカッコよく感じました。
あとがき
薬師寺は建物の中の写真がほとんど撮れなかったのですが、国宝で3mもある薬師三尊像であったり、ラピスラズリの石を砕いた美しい青の天井だったり、写真には残せない景色がたくさんありました。
白鳳文化を代表する建物らしいのですが、色鮮やかな装飾がとっても印象的で、歴史に疎い僕でも「白鳳文化=色鮮やか」という知識が残りました。
やっぱり実際に行ってみると記憶に残りますね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
薬師寺
所在地: 〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457