5月5日。世間的には端午の節句の日にお宮参りをしてきた。
子どもができるまでお宮参りの存在を知らなかったんだけれど、生後一ヶ月を神様に報告する行事らしい。
初宮参り(はつみやまいり)とは、赤ちゃんが無事に生誕1か月目を迎えたことを産土神に感謝して報告する行事である。初宮詣(はつみやもうで)とも。通常、単に宮参り(お宮参り)というと初宮参りのことを指す。
私には7つ下の妹がいるので物心ついてからお宮参りをしているはず。だから正しくは「知らなかった」ではなく「忘れていた」になるんだけど。てへぺろ
ちはやふる舞台の近江神宮へ
お宮参りはちはやふるの映画でも話題になっている近江神宮で行うことにした。ここでは以前に戌の日参りをしていたので、奥さんがお宮参りもぜひここでしたいと言ってくれていた。
(ちなみにちはやふるは見てません)
朝9時頃に家を出て、近江神宮を目指す。
途中で琵琶湖でもっとも大きい橋である琵琶湖大橋を渡っていく。
ヨットやボートが湖に浮かび、山々に囲まれている景色がとっても良かった。
大津市北部にある真野川沿いでは100匹の鯉のぼりが飛んでいて圧巻だった。
こういうとき運転者は前を見たり景色を見たりでキョロキョロするしかないからちょっともどかしい気持ちになる。来年はゆっくり見たいなぁ
お宮参り(初宮詣)
近江神宮に着いてからはご祈祷料1万円を渡し、控室へと向かった。いつ見ても朱色が映えるいい建物だ。
控室にはベビーベットが2つあり、そこで衣装を着ることにした。今回の衣装はスタジオアリスで借りてきたもの。同じ日にスタジオアリスで写真を撮ることにしたら、外行き用の別の衣装まで無料で貸してくれたそうだ。奥さんが色々と調べてくれるから助かる。
近江神宮は予約ができなくGWなので混んでいるかなと思ったけれど、待ち時間はゼロで祈祷してもらえることになった。いくつかのグループをまとめて行うようで、私たちの他に安産祈願に来た家族が2組いた。
神聖な雰囲気が漂う中、私たちは息子が泣かないかというので気が気でなかった。結局は泣くだけでなく、名前が呼ばれたときにおならで返事したりして笑いも堪えないといけなくなったんだけど。
祈祷が終わってからは神宮内で写真をたくさん撮って、また家に戻ることに。
野洲 go-en
お昼ごはんは家の近くにあるお気に入りのお店Go-enでランチをすることに。
Go-enは野菜がもりもりに食べられるだけでなく、たまごやご飯がおかわり無料なのでいつもお腹いっぱいで満足できる。メニューがどれもこれもおいしそうなので、食べたいものがなかなか決まらない。
今回選んだのはチキン南蛮。あまからダレがさくさくのチキンによく合ってうまい。しつこすぎないのもいいなぁ。付け合せにあった豆腐の揚げ物もわさびと食べるとツンとしてホロホロでおいしかった。いいお店って豆腐の扱い方が上手な気がする。
食べ終わってからデザートを注文すると、お店の人が粋なはからいをしてくれた。
5月5日ということで、一ヶ月になった息子のためにデコレーションをしてくれたらしい。これにはもう家族総出で大興奮して写真を撮りまくり、ワイワイ騒いでるうちにソフトクリームが溶け始めていた。
粋なはからいをしてくれたお店の方たちも私たちのオーバーにも見えるワイガヤな反応を見てとっても嬉しそうにしていた。友達の誕生日を祝うためにお客さんがお店にサプライズを頼むことはあるけれど、こうやってお店が自ら考えてサプライズをしてくれるのって珍しい。
このお店のことをもっと好きになってしまった。また使います。
家族が来てくれてほんとうに楽しかった
go-enをあとにした私たちはスタジオアリスへ記念撮影に行ってその日を終えた。
今回のお宮参りには埼玉に住む私の家族みんなわざわざ滋賀に来てくれていて、賑やかでほんとうに楽しかった。
お父さんが鯛の塩釜焼きを作ってくれたのには感動したし、私が子どもの頃に使っていた鯉のぼりを持ってきてくれたのにも心を動かされた。
お母さんも初宮のためのドレスを買ってくれていたので、私たちは準備に迷うことなく当日を迎えることができた。衣装だけでなく、普段使いの服もかわいい服もプレゼントしてくれて、早く息子が大きくなってくれるのが楽しみになった。
大学生の妹たちも学校とバイトと遊びで忙しい中に来てくれただけでも感謝なのに、すばらしいカメラマンとして思い出に残る写真をたくさん作ってくれた。元気があふれる子たちなのでどこにいても賑やかで明るい気持ちにさせてくれた。
息子が生まれてから家族との交流が一段と増えた気がする。家族の行動を見ているだけで、私の息子の誕生を心から喜んでくれていることが伝わってくる。特にお父さんは少し無口なところがあるけれど、産まれてからの一ヶ月でなんと3回も滋賀と埼玉を往復してくれていて、本当に喜んでくれているんだと実感する。
大事なのは言葉よりも姿なんだと、この一ヶ月間のお父さんを見ていて思った。若いころは「お父さんはよくわからない人だ」と思っていたけれど、今はお父さんのような父親になりたいなと思った。
これからも息子の成長とともに、私の家族みんなが、いろんなことに気づいていけるのかもしれない。子育てはコスパが悪いなんてことはない。子どもができることは、幸せなことだ。
おーしーまいっ
今回訪れた場所『近江神宮』
住所 :滋賀県大津市神宮町1−1
最寄駅:京阪『近江神宮駅』から徒歩10分
駐車場:無料
入場料:なし
祈祷料:10000円