まさか福岡に、こんな美しい景色が会ったなんて・・・
落ち着ける町・八女の夜(福岡県)
念願の博多・屋台ラーメンに感動した前回の旅行記。正直もうかなり満足したし、旅行をやめて帰っても良いくらいでした。
今回の宿泊先は、福岡の南にある「八女」。博多から高速で1時間くらいの場所にあります。
福岡に来てから小倉(こくら)、門司(もじ)と読めない地名が続いていたんだけど、ここ八女においても「はちおんな」とか「やつめ」とか「はちじょ」とか色々予想したあげく、結局すべて外れていました。答えは「やめ」。なんか卑猥。「やめ…」
ホテルの目の前にあった居酒屋さんの写真。飲まずにご飯だけでも食べれるらしい。灯りの使い方がうまくて、めっちゃ雰囲気ある…
ホテルの前に偶然いいお店があったというわけではなく、八女の町には、ちょっと歩くと立ち寄ってみたくなるお店をチラホラと見つけました。
静かなんだけど、寂しくない。どことなく、以前に訪れた岐阜県の郡上八幡に似ていました。(その際の旅行記はこちら)。
町の道路は人の気配がないんだけど、ちょっとお店に入ったらたくさんの人で賑わっている。その賑わい方も、やんちゃというよりは静かに楽しむような感じで、どこか文化を感じる。そんなところが郡上八幡の雰囲気を思わせるんです。すごく、いい。
ホテルでさらっと飲みたかったので、刺身とお酒をスーパーで買いました。寒山水というお酒で、八女に酒蔵があるらしいです。
ワンカップをあけたときの香りがフルーティーで、飲んでみるとまた違った果実の良い香りがします。スッキリとして飲みやすく、いつの間にかに酔ってしまいそうなお酒。
独身男性の諸君においては、仲良くなりたい女の子と飲むのが、色んな意味でおすすめかもしれません。
ホテルの貸し切り風呂に入って、その日は就寝することにしました。
城下町・八女の朝を散歩する
今回泊まったのは八女グリーンホテル。駅からは遠いけれど、インターチェンジからは10分ほどで行ける場所にあり、車旅には便利なホテルでした。
- 3000円という安さ
- 朝食が無料
- 貸し切り風呂も無料
- 博多の次の日、熊本観光するのに便利
というリーズナブル感に惹かれて奥さんが予約。設備は清潔だし、ホテルの方もやわらかい。次回も利用しようと思えました。
ということで朝食を食べたんだけど、私はいつもこういうのを盛りつけるのが非常にうまくないです。まずご飯が皿の上にあるし、右側にあるというのがナンセンスだと思う。料理はおいしかったです。悪いのはすべて私。許してください。
食後はそのまま町を歩いて散策することにしました。
八女グリーホテルがある地域は国の特別保護区になっており、昔ながらの景観が現代に残されています。観光協会の人が一生懸命に教えてくれたんだけど、私の歴史知識の低さが力を発揮してしまい、ほとんど覚えていない…
とりあえず短期間であれ城下町であったことと、古来より文化と産業が栄えた町らしいです。岐阜の郡上八幡も城下町だったし、城下町は静かで文化のある町として現代にも残るのかも。いいなー
八女は(自称)日本一のお茶の産地でもあるらしいです。そんな八女茶ブランドを作ったお店・矢部屋 許斐本家も見学させてもらえました。
そそる古民家…
100年近く使っているほうじ茶製造機などもありました。
お茶もいただけました。
飲んでみると、大げさにではなく「今までに飲んで来たものとは異なる味」。違うのは味だけじゃない。なんて言うのだろう…飲んだ瞬間はお茶の甘みが口の中にフワッと広がる。だけど、飲み終えるとスッキリしている。そんな味でした。
お土産を買って、今度は茶畑を見に行くことに。
一面に広がる美しい緑 八女中央大茶園
ホテルから車で15分ほどの場所に茶畑があるとのことで、おいしかったし、せっかくなので見に行くことに。
途中から、かなり険しい道になる…
トラック一台が入れる程度なので、運転にはご注意を。
だけど、登り切った先にある展望台には、今まで見たこともないような美しい景色があったのです。
一面の緑。数字にすると60haくらいあるらしい…
とりあえず、目に見えるところは前も後ろもすべて緑だった。ところどころに立つ扇風機みたいなのがちょっとかわいい。
八女には文化がある静かな城下町があって、美しい景色もありました。だけど、やはりこの町も人口減少に悩まされているらしいです。
保護区である城下町も、住人だった老人の方が次々と亡くなっているらしいです。美しい町並みは、今にも倒壊寸前なところが多い。若者も入っては来ているんだけど、やっぱり減少の方が大きいそうです。
私としても、この町は凄く気に入りました。だけど、住みたいと思うには、まだ何か違う感情が必要な気がする。地方創生に大事なものって何だろう。そんなことを難しいことも考えた、八女観光でした。
次回は熊本。JRの広告などでも大きく取り上げられた、自然の絶景を巡って来ます。ぜひともまた読んでくれたら嬉しいな。そんではー