関東に住んでいた頃は遠い存在だった京都。
少ないバイト代で夜行バスに乗り、京都へと足を運ぶ。
歴史には疎いはずなのに、建物や庭園の美しさに惹かれてしまったのを覚えています。
それから月日が立ち、関西の企業に就職した僕はそれまでよりも身近な存在になった京都の町へ何度も何度も繰り出すようになり、その魅力をよりいっそう知ることに。
今回は今でもよく訪れている京都へ実際に訪れ、予算3,000円で子供と一緒に楽しめるスポットを巡ってみました。
子供との旅行は大変な部分もあるけれど、この記事を読んで少しでも多くの人が家族の思い出を作ってくれたら嬉しいです。
東山エリア
みなさんもご存知の通り京都の観光スポットは非常に多いです。
また京都に来てみてから気づくのですが、京都の町って意外と大きいです。
そのためあらかじめ巡るエリアを東山エリアに限定して巡ることにしました。
京都の移動は基本バスになるのですが、小さい子供と一緒だと何かと不便なこともあります。
そのため一度東山エリアに着いたら、あとは全部徒歩圏内で移動できるようにコースを作りました。
新緑・紅葉が美しい「南禅寺」 0円
目安観光時間:1時間
地下鉄東西線の蹴上駅からスタートです。
まずは南禅寺に行ってみます。
レンガ造りのトンネルを抜けていく。
ちょっとした冒険の始まりのような気持ちです。
ちょうど新緑が美しい季節でした。
子供と行くとちょっとした段差も遊び場になってしまいました。
三門で遊んでいると、外国人の親子が「Cute!! Kawaii!! Arigatou!!」と話しかけてきてくれて、1歳児のあいだからグローバルな体験が。
南禅寺は境内に琵琶湖疏水が流れるレンガ造りがあります。
お寺だけではないので比較的飽きが来づらい場所です。
この輪っかが連なる場所で家族写真を撮ると絵になります。
最勝院は改修中でしたが入り口を見ているだけでもため息が出るくらいに美しいです。
南禅寺
所在地: 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
公式URL:http://www.nanzen.net/
人気の少ない静かな場所「天授庵」 500円
目安観光時間:30分
そのまま南禅寺の境内にある天授庵へ。
「睡蓮咲きました」という「冷やし中華はじめました」のノリの看板に惹かれて入ってしまいました。
まったくの前知識無しで入りましたが、予想以上に枯山水庭園や緑地庭園が美しく、それでいて人もほとんどいない静かな場所。
これは大当たりの場所を引いてしまったようです。
あとで友人に聞いてみると紅葉の時期も美しいそうで、これまた行ってみたくなりました。
睡蓮が咲く池にはたくさんの鯉もおり、子供も喜んで指差し遊び。
南禅寺と天授庵について詳しくはこちらの記事でもまとめています。
本格ドイツパンのベッカライ・ペルケオ 3つ800円
南禅寺は見どころが多いのでじっくり見ているとスグにお昼になってしまいます。
さて子供とのお出かけ中に悩むのがご飯ですね。
突然泣き出したときに周りに気を使わないといけないの、僕はスゴイ苦手なんです。
そんなときに助かるのがパン屋さん。
今回は南禅寺から歩いて15分ほどの場所にあるベッカライ・ペルケオでドイツパンを買いました。
フランスパンはよく聞くけどドイツパンって珍しいから楽しみだな。
ちなみに実は京都はパンの消費量が日本一でして、パンも京都グルメの1つなんですよ。
イベントが多くピクニックもできる「平安神宮」 0円
目安観光時間:1時間
パンを買ったら歩いて5分の平安神宮・岡崎公園へ行ってみます。
平安神宮はもちろん必見のスポットですが、目の前にある岡崎公園が大好きなんです。
ここらへんはぜひともオススメしたい場所で、土日になると頻繁に何かしらのイベントをやっているんです。
今回はフリーマーケットと音楽祭、その他もろもろ色んなイベントが同時開催されていました。
その前に行ったときは確か手作り市がやっていましたね。
本当に毎回賑やかで楽しいです。
広くて賑やかな公園であれば子供が少しくらい騒いでも問題ないですし、何よりまわりには家族連ればかりなのでとっても心強いです。
食べ終わってスグ草むらで遊べるのも良いですね。
買ってきたドイツパンは塩の結晶がジワジワと溶ける新しいおいしさで、食感もムチッとちぎるのがクセになる楽しさでした。
岡崎公園内にあるロームシアターではこれまた無料の芸術展示が行われていることも多く、今回は音の芸術がやっていました。
授乳室などもキレイな部屋で完備されているので何回もリピートして使っています。
さらに蔦屋書店も併設されているので普段見ないような気になる本もたくさんあります。
子供と一緒なので長居はできないのがちょっと残念。。。
平安神宮
所在地: 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町
ふれあえる「京都市動物園」 600円
目安観光時間:1時間30分
お昼ごはんを食べたらそろそろ子供を思いっきり遊ばせてあげたいところです。
そんなときには京都市動物園。
平安神宮のとなりにあるので非常に巡りやすいんですね。
この動物園はやたらとオシャレなので、もし遠方から来ている人でもちょっとした新鮮さを味わえると思います。
サバンナ・山・海の動物はもちろんのこと、ウサギとテンジクネズミを実際に抱っこすることもできました。
料金もお手頃なので観光の合間にサラッと挟む程度でも行けるのでとっても便利です。
詳しい記事はこちら。
京都市動物園
所在地: 〒606-8333 京都府京都市左京区岡崎法勝寺町
生チョコ専門店「京都生ショコラ」 500円
遊び尽くしたらちょっと贅沢なおやつを食べに行きました。
猫がぐっすりとお休みする町家のお店。
雰囲気抜群です。
生ショコラは生チョコ専門店。
口に入れてみると、少しずつ溶けていくチョコの甘みがおいしく、伝わってくる温度がとっても心地良い・・・
何とも贅沢な味わいでした。
僕たちが訪れた日はちょうど改装中だったので写真のセットはその場限りなのですが、いつもだとオーガニックティーと生チョコ4つがセットで1,000円程だそうです。
お値段少し高いですが、甘いものに目がない人はぜひとも。
2人でシェアすれば500円。でも贅沢にたくさん食べたい気もしますね。
瞑想と読書に「青蓮院門跡」 500円
目安観光時間:1時間
最後は青蓮院門跡で。
庭園の美しさだけでなく、「建物の中から見る庭」が本当にきれいなんです。
青蓮院門跡では読書や瞑想をしている人が結構いて、それだけ居心地がよくて静かで集中できる場所なんでしょうね。
子供と一緒だったので早めに外に出て緑を見ていました。
竹林が鮮やかです。詳しい記事はこちらから。
青蓮院門跡は春秋のライトアップの時期も良かったです。
珍しい青の光に包まれるのは今までにない体験でした。
昼間と違ってものすごく混むのでそれだけはご注意を。
あとがき
京都観光の中でも東山エリアにスポットをあてて、子供と一緒に楽しめるスポットを巡ってみました。
東山エリアには銀閣寺や清水寺もあり、さらに京都市まで広げるとそれこそ100以上のスポットが出てきます。
1日という限定でなければ何日でも泊まりたいくらいのスポットです。
こちらの記事が少しでも旅する家族のお出かけ欲を引き出せていたら嬉しいです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございます!
本日のおでかけで使った金額:2,900円
※本記事に記載のものは2017年6月1日時点の情報です。