【口コミ】伊勢の高級旅館いにしえの宿・伊久(いきゅう)が5つの理由で大感動だった

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三重県の伊勢にある高級旅館「伊久」

新婚旅行で海外に行った帰りに、こちらの「伊久」さんにお世話になりました。結婚という大事な日に相応しく、あらゆる場所で素晴らしい体験を提供してもらいました。

今回は高級旅館の体験レポートです。素晴らし過ぎてかなりの長編となってしまいました。ぜひとも楽しんでいただければと思います!

1. エレベータまで!全館たたみばりなど様々なおもてなしから始まる!

近鉄五十鈴川駅に到着したら、無料シャトルバス(要予約:0596-20-3777)へ乗って伊久へ向かいます。チェックインの際、毎回異なるという「おかえりなさい」のお菓子をいただけました。宿泊日は秋分の日ということでおはぎです。「いらっしゃいませ」ではなく「おかえりなさい」と言ってくれるところが、落ち着いた気持ちにさせてくれますね。

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「おかえりなさい」で癒してくれた後は、部屋へと案内してくれます。と、ここでさらなる癒しスポットを発見しました。実はこの旅館、全エリアがたたみなのです!

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まさかのエレベータまでもがたたみ。これには正直驚きました。家にいるように、裸足で過ごすことができる。こういうおもてなしがあるおかげで、部屋ではなく旅館に入った瞬間から「家に帰ったような気持ち」にさせてくれるんですね。

2. 全室客室露天付き!感動的な大浴場には涙を抑えられない…

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お部屋に到着。はい、ご覧の通り、実はこの旅館は全室露天風呂つきの客室です。また、風呂から見える森はもう「伊勢神宮」の敷地だそうです。神聖過ぎる…!

檜(ひのき)の露天はあとにとっておいて、ひとまず大浴場へ!本当に、ずっと畳ばりなのが心地よいです。大浴場の写真はないんです。ですので言葉で語り尽くします。読むの無理だったら飛ばしてください。

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大浴場へ入るとすぐに、ヒノキの香りと掛け流しの心地よい音に包まれた。大浴場で我が身を洗う。泡立つシャンプー。衝撃的な水圧。今まで海外で経験してきた弱さからすると、強い。だけど強いからこその優しさ、というものを感じる。シャンプーが一発で泡立つ。ゴツゴツとした岩肌、そんな岩肌でさえも優しく包み込んでくれる。

約10日ぶりに湯船。多分、普通の日本人の何倍も、今この旅館の良さを感じられていると思う。やっぱり日本は最高だ。

– KyoChika

海外旅行から帰って来たばかりなので、必要以上に感動してしまいます。日本の風呂文化は本当に素晴らしい…

参考:帰国後すぐに高級旅館に泊って気づいた日本のいいところBEST3!

お風呂を出てからは伊勢神宮の夕間巡りへとでかけました。夕間巡りなんてカッコいいこと言っていますが、ようは夕方に参ることです。

参考:式年遷宮とか知らないし。感じるままに伊勢神宮参拝を楽しんできました

3. お夕飯は伊勢の海老と松坂の牛が…7枚の写真でグラフィカルに紹介!

伊勢神宮への夕間巡りから帰った私達は、のんびりと夕飯へと向かいました。もちろん浴衣に着替えます。もう身も心も旅館モードです。

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カマスの葛(クズ)叩き。ダシがうまい。ダシのうまさが、日本食を文化遺産にしてくれたんだと思ってます。

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そしてお刺身。もちろん伊勢海老もあります!伊勢旅行の前はプーケットに行っていました。そこでもおいしいお魚はあったのですが、やっぱり生では食べられない。やっぱり生はいい。伊勢海老は甘くてめっちゃおいしい…

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利き酒セットも頼みました。やっぱり旅行の醍醐味って日本酒にもあると思います。三重の「おかげさま」という日本酒がおすすめでした。例によって文字を羅列しますので、読めなければ先へどうぞ。

利き酒セット。久保田碧寿、極上白鷹、おかげさま。いい酒はどれも飲みやすい。すっと喉を通ったあと、肺のあたりでモワモワと酒が泳ぐ。大きく息を吸い込むと、また胸が心地よい感覚に包まれる。ゆっくりじゃないと飲めない。ゆっくりじゃないと飲ませてくれない。刺し身が甘くて、また日本酒を勧めてくれる。海外の魚介もうまかったけど、こういった生の甘さってなかったよな。

– KyoChika

これからは、怒濤のメインラッシュは続きます。まずは松坂牛!

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三重にきたなら期待せずにいられない。貧乏人の僕達は、普段なら松坂牛”コロッケ”とかで疑似体験をしていました。しかし今日はそんなエセ松坂牛とは違うのです!

鉄板の上でパチパチと音を立てて焼かれる姿。焼き上がるまでの間、もう一度お品書きに目を通す。目から耳から、楽しませてくれる夕飯でした。〆は伊勢うどん。やわらかい麺も、最後に食べると優しいんですね。

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4. 食後も貸し切り温泉・南部鉄器・夜鳴きラーメンとイベントが満載

伊久には5つの貸し切り風呂があります。温泉好きの私達はもちろんのように朝に夜にすべて浸かりました。

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ほろ酔い気分に入るさらさらとしたお湯。溶けるとはこういうことをいうのですね…!

部屋に戻ってからはお茶で一息。

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ご覧の通りの南部鉄器です。南部鉄器でお茶を入れると、鉄器の成分が茶に溶け込み、それが健康にいいらしい。こんな小さな新体験、そのひとつひとつが温かいというのが「伊久」のいいところです。とっても安らぎました。

さてさて、ゆっくりしたあとはそのままの気持ちでお部屋を出ます。「伊久」では、お夜食が無料で食べられるのです。おしゃれなカウンターキッチンごしにできあがりを待ちます。そのメニューは「夜鳴きそば」。

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「寝る前にラーメンかよ」

という声が聞こえそうですが、そうです。ラーメンです。カツオダシのスッキリとした醤油味。「小腹が空いた」と鳴っていたおなかも、優しい味のラーメンに満足したようで静かになります。

5. 鈴虫の音で目が覚めた翌日…

鈴虫の音で目がさめました。窓を開けると、鳴き止む鈴虫。しかしそのままぼーっとしていると、またゆっくりと鳴き始めます。言葉にできない程の素晴らしい朝です。

朝から露天風呂に浸かり、風呂上がりの一杯をやりました。

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ここ伊久ではお風呂場近くにこういった牛乳がタダで置いてあります。昨日はおばあちゃんの家で食べるような昔ながらの棒アイスが置いてありました。なんだか懐かしい。こうした体験がたくさんある。それにしても何でおばあちゃんのアイスセレクトって僕達とまったく違うんだろう。

さて、お湯に温められた胃がいい感じで動き出した頃。

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朝食タイムです!海外から帰ってきたばかりだったので、日本食のうまさというものを再確認。

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部屋に戻ってからは豆をひきました。そうです。この部屋には南部鉄器だけでなく、ミルまでもがあるのです。これにはめっちゃ興奮しました。

ふたらしきものを開けて、コーヒーの豆をいれます。ミルは時計回りに回すらしい。ゆっくりと豆をギリギリと豆をひきはじめます。音、そして手に伝わる振動が何とも言えないんです。さて、いつも通りのちょっとした長い文です。

インスタントならすぐ飲める。対して豆はひかなければならない。それでも、なぜだか心が落ち着く。インスタントは、急ぐためにあるもの。便利で時短のものに囲まれれば、その分心が急いて、疲れていってしまう。こうしてゆっくり豆を引けることは、穏やかな幸せなんだ。

– KyoChika

素晴らしい体験が出来る伊久(いきゅう)へ

チェックイン後は傘を借りて再び伊勢神宮を目指しました。いにしえの宿・伊久。それは温泉・食事・物語とすばらしい体験のすべてがそろう宿でした。ぜひ皆さんも、一度訪れてみてください。

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伊久のポイント

  1. 客室露天・大浴場・5つの無料貸切風呂。
  2. 半個室で静かに食べられる季節のお料理。
  3. 物語性のある館内と伊勢神宮へと続く森。

伊久へのアクセス・電話

近鉄五十鈴川駅より無料シャトルバスで10分(要予約)

アクセス | 【公式】 いにしえの宿 伊久(いきゅう) / 伊勢神宮 旅館 温泉 – ホテスパ