僕はですね、「梅田に行かないからこそ、梅田のことを知っている」と思うのです。
どういうことかというと、毎日仕事で梅田に行っているような人は、何となく日々を過ごしているはずです。なぜなら、それが日常だから。
だけど僕は違います。湖しかない最果ての滋賀から、幾多もの川と山を超えて、遥々梅田に行くんです。徹底的なリサーチを重ねて梅田に乗り込む。何となく毎日を過ごしている人とは違うのです。
ということで自分が今まで食べた梅田ランチをまとめていきます。
基本貧乏なので、高いものは取り上げません。食べ物のカテゴリごとに目次を作ったので、今日の気分でお使いください。
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マップで近くのお店を探す
まずはマップです。近くのお店を探すときにお使いください。
ここからはご飯のカテゴリごとにまとめていきます。
ご飯もの
「Camp」の1日分の野菜カレー(950円)
JR大阪駅のエキマルシェ口(桜橋口の近く)からたったの30秒。カジュアルなキャンプ場をイメージした店内は、9割のお客さんが女性でした。はんごう炊飯や、アウトドアリュックのオブジェがかわいい。
このお店の売りは、1日分350gの野菜を1食で取れてしまう「一日分の野菜カレー」。カレールーの味は4種類、辛さも調整可能、ご飯の量も5段階で選ぶことができ、このカスタマイズ性は楽しくて飽きがこなそう。男性でもお腹いっぱいにできます。
到着です。注文後に1つ1つ作ってくれるのでワクワクしながら待っていたのですが、このグツグツのフォルム、めちゃめちゃうまそう…
Campのカレーはご飯よりも具のほうが多くて、一口ごとに味も食感も変わる。おいしくて楽しい。これは女子ウケしますよ。
食べ終わると食器をかたす前に冷たいおしぼりをくれたりと、「長く居て良いんだ」と安心できます。カレーなので回転も早く、並んでいても結構早く入れました。
食べた一品「1日分の野菜カレー(950円)」
(訪問日:2017年2月27日)
>>>[クーポンあり] 野菜を食べるカレーcamp エキマルシェ大阪店
「かにチャーハンの店」のかにかにチャーハン(890円)
先程紹介したcampのおとなりにあるお店。
正直「チャーハンなんてどこで食っても同じだろ!」と思っていたのですが、ここのかにチャーハンは夫婦ともども大好きです。
これといった珍しい特徴はなく、ただただシンプルに丁寧さを追い求めた感じ。パラパラさ加減がすばらしくて、一粒一粒が感じられる。その一粒一粒がフワフワで、それがとってもおいしい。
丁寧な仕事の積み重ねを一気にスプーンで貪る感じがとっても好きです。お店もキレイなので、女性もよく入っていました。
食べた一品「かにかにチャーハン(890円)」
「バンジャーラ梅田店」のAランチ(850円)
大阪駅・梅田駅の近くで本格的なインドカレーを食べたくなったらバンジャーラ梅田店へ。
バンジャーラはインド人が経営するインドカレーのお店です。
カレーがスパイシーなのはもちろんのこと、サラダやスープ・ドリンクに至るまで、ほとんどの料理でスパイスの豊かな味を感じることができます。
このボリュームにドリンクまでついて850円はコスパ抜群。
土日もやっているのでご安心を。
お店の内装も日本では見れない独特な作りで、席と席の間も広く、ゆっくりとご飯を楽しむことができます。
お店の方が全員インド人で、片言の日本語で丁寧に料理を説明してくれるのがとても印象的。
>>>バンジャーラ梅田店については「バンジャーラ梅田店【食レポ】大阪駅近くの本格インドカレー屋は味も内装もスパイス抜群」に写真多めで詳しくまとめています。
「鶏三和」の名古屋コーチン親子丼(980円)
無性にふわとろの卵を味わいたくて「鶏三和」へ。ここの親子丼のトロトロさはスバラシかったです。箸でつかもうと思ってもスリ落ちていくため、スプーンでないと食べられません。
トロトロの卵はもちろん、香りの良いダシも良いお仕事。卵とダシでヒタヒタになったご飯を食べているときは本当に幸せでした。
付け合せには、紀州南高梅と信州善光寺の唐辛子。この2つを入れてみると、ガラッと味が変わります。1つのお椀で何度も楽しめるのは男女共通の喜びである。
もともとお惣菜屋さんがメインですが、座れるイートインスペースでゆっくりご飯を食べられます。気づかれにくい場所なのか、駅ナカという好立地なのに比較的いつも座れますね。
食べた一品「名古屋コーチン親子丼(980円)」
>>>鶏三和 LUCUA大阪店
うどんそばラーメン
「踊るうどん」の牛肉まいたけ天うどん(950円)
北新地の地下街の奥深くで見つけたうどん屋さん。梅田の地下街はラビリンスだと思います。
フニフニと柔らかい麺なんだけれど、何故かほのかにコシを感じる不思議なうどん。思い切って全部載せで食べてみたら、甘辛い牛肉とサクサクの舞茸天がたまらなくうまいです。
半分くらい食べ終わってからはお待ちかねの「卵割りタイム」を始めます。汁なしうどんに温玉を絡めるのは、もはや悪魔的な旨さの1つ。
お昼時に行ったらお客さんがいっぱいだったけれど、うどんだからか回転が早くて割とスグに入れるのもおすすめポイントです。
意外とお腹がいっぱいになるのと、それでいてスッキリとした食べごたえで、昼過ぎの眠い時間も有意義に過ごせた気がします。たぶん。
食べた一品「牛肉まいたけ天うどんのあったかいの(950円)」
(訪問日:2016年12月15日)
>>>踊るうどん
「あらうま堂」のあらうまラーメン
阪急梅田駅からスグの場所にある梅田一番街にあるラーメン屋。阪急付近には梅田一番街やら、阪急三番街やら、新梅田一番街やら、色んな食品街が交差するように街を形成していて、さながら迷宮のようです。
注文を取ってからは、無料で食べ放題のキムチとメンマをつまみながらのんびりと一息。ラーメンは「すっきりしょうゆ味のあらうまラーメン」というものを頼んだけれど、予想以上にトロトロとしたスープ。こっさりというやつでしょうか。
プチプチとした丸麺の、弾けるような食感が良いなぁ。香ばしくて薄めのチャーシューに麺を包んで食べるのも最高の幸せ。
店内は暗めのモダンな感じで、ラーメン屋だけれども女性のほうが多い。とっても入りやすくて美味しいお店だった。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
>>>あらうま堂
>>>詳しくは「【大阪駅グルメ】あらうま堂のこっさりラーメンにご飯を入れて食べてきた[」でまとめています。
「麺屋たけ井」のつけ麺小(830円)
阪急梅田駅の改札内にあるお店。改札の中というちょっと行きづらい場所にあるにも関わらず紹介しているのは、それだけおいしいからです!
ここのお店との出会いは偶然でした。梅田駅を利用しているときに、「めっちゃ良い魚介の匂いがする!」と思って見つけたのがたけ井だったんです。
奥さんが注文したのはつけ麺。特徴的なのは濃厚な豚骨魚介スープですね。もはやスープというよりポタージュ。飲むよりも食べるくらいに濃厚です。
アツアツのスープに極太の麺がよく絡み、最高にうまい!つけ麺でした。小サイズでも十分お腹いっぱいになります。
僕が注文したのはラーメンです。たけ井は京都系のラーメンなので、背脂の溶けたスッキリとしたラーメンが特徴的。
僕はこういう薄いチャーシューがたくさん乗ってるラーメンが大好きなんです。麺をチャーシューで巻いておにぎり感覚で食べるといつも幸せになれます。
なぜか納豆まで売られています。ラーメン屋さんのこだわりはスゴイ。
1歳の子どもと行ったのですが、お気遣いもしてくれてとっても入りやすいお店でした。
食べた一品「つけ麺(830円)」「ラーメン(750円)」
(訪問日:2017年4月2日)
>>>麺屋たけ井
粉物
「ゆかり」の特選ミックス焼き(1220円)
大阪に来ると無性にお好み焼きが食べたくなる時があります。地下街のホワイティ梅田の「ゆかり」ではフワフワのお好み焼きを食べました。
ちなみに僕は、「お好み焼きを焼くこと自体のエンタメ性」は特に求めていません。ゆかりでは出来上がったお好み焼きを席にある鉄板の上に持ってきてくれます。調理する手間もなく、いつまでもアツアツのお好み焼きを食べられるいいとこ取りでした。
味はというと、卵に相当なこだわりがあるようで、とにかく“フワッフワ”の食感が良かったです。舌が火傷するくらいにアツアツのお好み焼きは、思わず「これだよ、これが良い…」とつぶやきながらビールを一口飲みました(夜だったので)
難点はちょっとサイズが小ぶりなので、小腹が空いてしまうところ。これはハシゴ用のお店と考えて、大阪のくいだおれツアーと思うのが良いかもしれないです。
食べた一品「特選ミックス焼き(1220円)」
(訪問日:2017年3月12日)
「はなだこ」のたこ焼き
梅田駅前の阪急百貨店1階・新梅田食道街の入り口にあるたこ焼き屋。
最高の立地と文句なしの旨さのせいで、たこ焼き屋はここにしか行ってないです。
銀だこみたいな外カリ系のたこ焼きも好きなんだけれど、はなだこのたこ焼きは外フワ中トロの大阪らしい食感が、たまらなくおいしい。口に入れた瞬間から始まる熱さとの格闘が楽しみでしょうがなくて、やっぱり熱さは旨さ。
多分梅田のたこ焼き屋は今後もここしか行かない気がします。開拓するリスクを犯す必要が無いくらいに旨いから。
>>>はなだこ
アジア料理
「アジアン麺茶」のタイカレーとスープフォー
とっても疲れてしまった日、「この疲れを癒やすようなご飯を食べよう」と選んだのがタイ料理のアジアン麺茶だった。熱い国で食べられる料理はサッパリとしていて、バテた身体を癒やす力があるそうな。
頼んだのは牛肉入りのタイカレー。
魚のキュートの容器に入った白っぽいカレー。ココナッツミルクの入ったタイカレーは、独特の甘さがクセになる。日本やインドのカレーもおいしいけれど、タイカレー独特の甘みや酸味は、やっぱりカラダを元気にしてくれる。うめぇ。
こちらはエビがたくさん入ったスープフォー。フォーっていうのはお米の麺で、食感がもちっとしていて、甘みがある。食べ慣れたご飯の麺だからか、小麦粉の麺よりも食後感がとっても爽やか。
フォーにはお酢を入れると、また変わった味になり、なおさらおいしくなる。カレーにもフォーにも、よく見たらトマトが入っていて、こうした酸味をうまく取り入れて身体の疲れを取り除くのかなーって思いました。
詳しくはこちらの記事に書いています。
>>>詳しくは「【大阪駅グルメ】アジアン麺茶のスープフォーで疲れたカラダを癒やしてきた」でまとめています。
イタリアン・フレンチ
「バストーネ」のマルゲリータとマリナーラ(500円)
大阪駅から少し歩いた場所にあるリーズナブルなピザが楽しめるお店。
店に入った瞬間に目に入る、大きな石窯でテンションが上がってしまいます。
注文したのはマルゲリータとマリナーラで、何と両方500円という低価格。それでいて27cmとそれなりに大きく、明らかにコスパが良いです。
マルゲリータはトマトソースとモッツァレラチーズのピザにバジルを乗せたシンプルな一枚で、パルミジャーノ(パルメザンチーズ?)も入っているらしく、程よい塩気が本当にうまい。
モチモチとした耳のナポリピッツァは、生地が薄い分27cmでも意外と大きすぎずちょうど良かったです。
>>>バストーネ
「俺のフレンチ梅田」
1,000円以下ではないけれど、ぜひともおすすめしたいお店。
「ちょっとだけ贅沢して、驚くほど旨いものが食べたい!」
というときに行きたいのが俺のフレンチ梅田です。
見てくださいこの破壊的に旨そうなビジュアル。
肉厚で旨さあふれるのに低価格のフレンチと言えば俺のフレンチですね。
一流の素材を使って、一流のシェフが料理をするのに、価格はとってもリーズナブル。
ちょっと贅沢したいときはここがおすすめです。
>>>俺のフレンチについては「俺のフレンチ梅田【食レポ】居酒屋価格で驚くほど旨い本格フレンチを楽しんできた」で写真多めで詳しく紹介しています。
子連れ大歓迎
「chano-ma」のデリランチ(1166円)
子供と一緒の外食は、やっぱり少し緊張します。「いつ泣き出すかわからない」と思いながらごはんを食べるのは落ち着けません。そんなことを考えていたときに奥さんが見つけてくれたのが、「chano-ma」です。
chano-maの良さは子連れ大歓迎にあります。歓迎ではなく、大歓迎です。
店員さんが赤ちゃんに優しいのはもちろんです。子供用のお皿はもちろん、お手拭きもたーくさんくれました。
あまりの居心地の良さがクチコミで広がったのか、僕が食べに行ったときはお客さんの半分が子連れ世帯でした。周りに子連れさんがいると安心します。
明るい白い店内はとっても気持ちがいい。
ランチもたくさんの小鉢から好きなものを3つ選べる女性に嬉しいスタイルでした。玄米ご飯と豚汁がおかわり自由なので、お腹いっぱい食べたい男の人でも満足できます。僕以外に男性は2人しかいませんでしたが。
1点だけ注意があって、「こあがり」という座敷スタイルの席が人気ではあるのですが、こちらの席にしようと思うとかなり待ちます。
となりで見ていた感じ、こあがりの座敷に魅力は感じませんでした。子連れでも普通の席で快適ですし、こあがりの何倍も早く座れます。あと、動く子供だとこあがりから落ちます。席にこだわりのない方は、ウェイティングの際に店員さん伝えたほうが良いですね。
食べた1品「デリランチ(1166円)」
(訪問日:2017年3月12日)
>>>chano-ma 茶屋町
梅田駅から一駅となりのエリア
ここからはオマケとして梅田駅から一駅となりのエリアをご紹介します。気分を変えたいってときなどにご利用ください!
新大阪駅|ラーメン屋の激戦区
大阪駅から京都線で一駅。新幹線も停まる新大阪駅はラーメン屋の激戦区です。
ラーメン好きの僕たちが食べたおすすめのラーメン屋さんをこちらの記事で紹介しています。
まとめ
以上が僕が「いいな」と思った梅田ランチになります。
梅田は迷宮です。地下街がいたるところに張り巡らされていたり、ビルがポンポンと立ち続けていたり、何度行っても攻略できる気がしません。
これからも梅田に行った際に食べたご飯を、少しずつこの記事に付け足していこうと思います。よろしくです。